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文字起こしの学習方法

今回は文字起こしの具体的な学習方法についてご紹介いたします。


◆文字起こしを学ぼう

【独習書で学ぶ】

どちらの書籍も、音声・仕様書・起こし例・解説がセットになった教材一式が付属しており、ダウンロードして学習が可能です。自営型テレワークでは自宅で一人で仕事をするため、自力で学ぶ能力が必須となります。これらの独習書で学んでトライアルに合格し、文字起こし会社の登録スタッフになる方もいらっしゃいます。

【通学講座やオンライン講座を受講する】

通信教育講座やオンライン講座は、「フラウネッツ文字起こしオンライン講座」以外にも様々な種類があります。厚生労働省や各自治体が実施する講座も、時折開催されています。集合研修のみの講座や、集合研修と自宅でのオンライン研修を組み合わせた講座もあります。地元で開催されている場合は、ぜひ受講してみてください。

【検定や資格】

検定とは異なりますが、『文字起こし技能テスト』 があります。
合格・不合格ではなく、1000点満点のスコア制で習熟度を評価するものです。自宅で、使い慣れたPCで受験することができます。

公式テキストも発売されています。
音声や仕様書をダウンロードして練習・採点できますから、公式テキストに取り組むこと自体が、有効な文字起こし学習方法の一つといえます。

◆「適切な原稿」を目指して学ぼう!

ライターが「仕事の幅を広げたい」と文字起こしへの進出を考えることがありますが、文字起こし会社の在宅スタッフ募集では、ライターがトライアルに合格しにくい傾向があるようです(複数の会社に確認したところ、共通した意見でした)。これは、おそらくライターが自身の執筆のために文字起こしを行ってきたため、一般的な文字起こしのルールを十分に理解していないためでしょう。国語力があり、文字起こしの経験が豊富であっても、文字起こしを専門的に学ばなければトライアルを通過しにくいのです。

しかし、国語力があり、文字起こしの経験が豊富な方は、一度しっかりと学ぶことで、文字起こしスタッフとしても活躍できる可能性が高まります。きちんと学んで、非常に質の高い文字起こしを行っているライターもいます。適切な文字起こし原稿というものは、ほぼ発言通りでありながらも、全体として読みやすさを保っています。そんな「適切な原稿」を目指し、ぜひ学んでみてください。