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突然渋谷の街を歩いていたら、未来の自分から?メッセージが届いた話

こんにちは、本田蒼風です。
先日すっごく面白い経験をしました。

↑音声で聞いた方がわかりやすいと思います。お時間ある方はどうぞ。

1年後の自分に手紙を出せる空間、大江戸線蔵前駅にある【自由丁】さんを
Stand fmのLIVEで知った翌日、
私はそのコンセプトを知って、凄くワクワクしたので早速予約をして、店へ向かっていた時の話です。

渋谷の掛け軸屋さんでご依頼いただいている作品の仕立てをお願いして、
その足で、渋谷駅へ向かって歩いていました。
道路はさんで迎え側の歩道には、信じられないほどの長蛇の列。
渋谷から原宿まで続いているのでは?と思うほどなのです。
この行列の詳細はわかりませんでしたが、
どこかのブランドから限定販売されるシューズを購入しようと
寒い空の下、朝6時くらいから並んでいる人たちの列とのこと。
年齢層は10代後半~20代後半くらいまでの男性がほとんどだったように思います。3密どころか1万密くらいの感じです。

えっ!?この寒い日に?シューズを買うためだけに??

私はもともと物欲が弱く、そして行列が大の苦手なので、
この光景に衝撃です。
「世の中には、自分と価値観の違う人がこんなにも沢山居るんだ。」

私は自分と価値観が違う人と出会うと、ちょっと何故だかワクワクしてしまう性質があります。
だって、この人たちはきっと私には見えてない世界が色々と見えているんだろうな~と思うから。

その行列を対岸に眺めながら渋谷方面へ歩いていると、
人通りが以前とは比べ物にならないほど少なくなっている通りで、
今度はスケボー大疾走のお兄さん。
コロナ以前だったら、人がもっともっと大勢歩いていたから
こんな大疾走は不可能だっただろうと思うのですが、
路面店貸店舗の貼り紙も多くなっいていた街では可能なのです。

ザーザーという迫力あるスケボーの響き。

そんな光景をキラキラ照らすように冬の澄んだ空気と光が、
私の顔も照らして、
マスクで隠れているところ以外がとてもポカポカ気持ちよかったのです。

「渋谷の街もやっぱりコロナの影響でかなり静かだな~」

私は普段、23区と埼玉県の境目あたりに住んでおり、
自宅と作業場(仕事場)が徒歩30秒程度なので、用事が無い限り自宅付近で暮らしています。
その日は本当に久しぶりに電車で移動し、
渋谷方面へ行ったのでした。

私の目にそう映っただけかもしれませんが、
以前より人がまばらで、シャッターが降りているビルも多くなったような印象の渋谷の街は、ちょっと寂しい感じが漂っていました。
信号を待つ人もマスクをして無言でちょっとうつむき加減。

「…年明けからは、自体はもっと深刻になってしまうのかな…」

ちょっと深刻な気持ちが私の心の中に湧いてきたところで、
信号の色が赤から青に変わって、
私は顔を上げて歩き出しました。

その瞬間です。
正直、ちょっと衝撃的な感覚でした。

「行けるよ、いける!!今だよ。もっとやっちゃえばいいじゃん!何制限かけてるの?」

そんな言葉が頭に突然ポンと投げられました。
ハッとした私の頭には、
明るい原色が散りばめられた背景に、黒黒して生命力あふれる線がひかれています。画面の中の目は、私の頭の中の視線とすっかり目が合い、
「やれ、やれ~!どんどんやっちゃえ~!」とまくし立てている。

突然のことに、本当に不思議な空間へ放り出されたような感覚がありました。…が、とにかく胸がわくわくして心拍数はドンドンあがります。

マスクの下で、私は嬉しすぎて楽しすぎてニヤニヤしながら、
なんでもなさそうな顔して、渋谷駅に向けてずんずん足を進めました。

頭の中に浮かんだ映像は、
まだ描いたことはない作品でしたが、
でも私の作風に大変よく似ていました。
訳がわかりませんが、
きっといつかの未来で私が描いたのだろうと思います。

不思議な感覚は駅に着くころにはす~っと消えていて、
私は銀座線のありかがわからず、あたふた歩き回るのに必死になりました。
浦島太郎もびっくりの、銀座線は別の建物の中にホームが移動していました。初めて訪れる海外旅行にでも来ている感じで、これにもまたワクワク。

やっとのことで乗り込んだ地下鉄車内では、
全員がマスクをし、うつむき加減で無言です。
これもまた私にはそう映っただけかもしれませんが、
他の方々のその姿には疲れと、
気分が沈んでいるような感覚があるように感じました。
「そうだよな…。誰だってこの変化についていくのに疲れも出るよな。」

そう思った瞬間、
また頭の中で
「だから、今なんでしょ?あなたが伝えることで元気を取り戻せる人がいるんだから、今やらなきゃ!」

そう言われました。

誰に?

本当に「誰に?」なんです。
でもきっと未来の自分なんです。

2回目を言われて、
「そうだよな、確かに。」

現在の私は、その謎の声に納得して
その瞬間、やる気が信じられないほど湧いてきました。

今年は私にとって、
本当に今までやってきたこと、これから先に自分がやっていきたいこと…などを自分の外側に出して確認してみたくって、
とつぜんA4用紙100ページにも及ぶ小説を書いてみたり、
いや、もっと直感的にわかりやすい方がいいと思い三コマ漫画にしてみたり…試行錯誤というか、七転八倒しながら過ごした一年でした。

そしてようやく「これかも」と思える「音声配信(自分のラジオ)」という表現手段に行きついた矢先に起こった
訳のわからぬ啓示体験のような出来事。

私は【自由丁】に着くなり、
1年後の自分に今、頭の中で観てきた景色と言われた内容を消えてしまわないように猛烈な勢いで書きました。

そしてその手紙を店長の山本さんに託しました。

「この手紙を一年後の私に届けてください。」

この手紙に書いてある景色が、
本物の景色として私の目の前にあることを願いつつ、
私は15時から予約してあった息子の予防接種に行くために
ダッシュで蔵前駅へ向かい、いつもの最寄り駅へ帰ってきたのでした。



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