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【ネタバレあり】舟を編む 感想
※この記事は、以前私がアメブロで書いていた記事(https://ameblo.jp/yotsuba-0014/entry-12665899599.html)を焼き直したものです
こんにちは、卯月です。
今回は、書評を書きます。
本は、三浦しをんさんの「舟を編む」(光文社・光文社文庫)です。
ネタバレがありますので、まだ読んでいない方・今読んでいる方はご注意ください!
あらすじ
出版社の営業部員・馬締光也(まじめみつや)は、言葉への鋭いセンスを買われ、辞書編集部に引き抜かれた。新しい辞書『大渡海』(だいとかい)の完成に向け、彼と編集部の面々の長い長い旅が始まる。定年間近のベテラン編集者。日本語研究に人生を捧げる老学者。辞書作りに情熱を持ち始める同僚たち。そして馬締がついに出会った運命の女性。不器用な人々の思いが胸を打つ本屋大賞受賞作!
(裏表紙のあらすじより引用)
感想(ネタバレあり)
三浦しをんさんの作品です。
三浦さんは、2000年「格闘する者に○」でデビューされました。
「舟を編む」は、2013年に映画化、2016年にテレビアニメ化されています。また、2012年(第9回)の本屋大賞受賞作でもあります。
文章は読みやすかったですが、読みが難しい・あまり使わない言葉が多かったです。
出版社・玄武書房を定年退職した荒木が、馬締に松本先生からの手紙を見せるシーンが印象に残りました。
手紙に「きみとまじめさんのような編集者に出会えて、本当によかった。」と書いてあるのを見て、外出先で読んでいるにもかかわらず、何だか目頭が熱くなりました。
『大渡海』は刊行までに15年を要したのですが、15年もの間辞書に情熱を傾け続けるのは、辞書や言葉に対する愛が馬締や辞書編集部の全員にあったからこそ、成せたのだと思います。
私も、15年も情熱を注げる何かを見つけたいです。
本の情報
舟を編む
著者 三浦しをん
出版社 光文社
レーベル 光文社文庫
ISBN 978-4-334-76880-5
定価 620円+税(税込682円)