パーキング猫さんをおぼえていますか?
東京で暮らしていたラスト10か月余り。
自宅から数分の駐車場に現れていた
おばあちゃん猫。
一時保護を考えてあれこれ動いていましたが、
結局果たすことができず、
私は東京を後にしました。
せめて寒い日に使ってくれればと
発泡スチロールで小屋を作って
置いてきました。
日頃ご飯を食べている
パーキングに隣接したビルの外階段に
ほど近いところに
2つ置いておきました。
ご飯を食べたり
寒さをしのぐ場所は
その階段下の部分で、
長いこと餌やりをしている方が、
段ボールで蓋をして、
なかに段ボールのベッドや
お水を置いたりして
パーキング猫さんが
安心できるようにしていました。
今年の夏くらいまでは
パーキング猫さんは
そこに出入りしているのを
知り合いに確認してもらっていました。
が、その後どうしているだろうと
とても気になっていました。
昨日、
配達の仕事をしている東京時代の知人
(ご近所猫さん繋がりの方)から
パーキング猫さんの寝床の様子が
写真で送られてきました。
段ボールの蓋が外されており、
私が置いてきた
発泡スチロールの小屋が
階段下のスペースに
突っ込まれていました。
大きさを考えると
猫さんが暮らせるスペースは
ものすごく狭くなってしまいます。
現況が変わったということは、
そこのスペースが空いたということだと
思わざるを得ないので、
おそらくパーキング猫さんは、
夏以降のどこかの時点で
亡くなったか、
餌やりさんが看取るために?
自宅に連れ帰ったかのどちらかかな
と思っています。
ただ、後者については
連れ帰るつもりなら、
これまでのどこかの時点で、
そうしているだろうから、
その可能性は低いかなとも
思っていますが…
パーキング猫さんは
今年で20歳くらいのはずで、
2021年のクリスマスに亡くなった
ご近所猫さんと同じくらいの年のはずです。
(おそらく、千代田区が
周辺の地域猫を一斉にTNRしたときに
一緒に否認去勢された子と思います。)
亡くなったと考えるのが
普通のような気がします。
今思うと、
パーキング猫さんは
私にいろいろなことを教えてくれたけれど
(外猫さんをおうちに迎える
難しさとか)
私は彼女に何にもしてあげれなかった。
(余計なお世話ばかりしていた。)
そんな風に思います。
ちょっと今は無念な気持ちが大きくて、
安らかに眠ってください、で
終わらせたくはありません。
人目を避けるように
ごく一部の人とだけ関わってきた
パーキング猫さんの猫生は
幸せだったのだろうか。
そんなことを考えています。