ペットショップの猫の話
一昨日投稿した、ペットショップの猫を助けたいという話。
結局、保護活動家の友人と相談して、私が費用を出して引き出しました。
価格は多少値引きしてもらいました。
母からも聞いていましたが、友人の話を改めて聞くと、ケージは、トイレを置いてあるために猫は身動きが取れない状況。
しかも、展示は11時からと掲示されているのに、10時の開店時から展示されていたとのことでした。
母から聞いていたところによれば、運動のために出してもらっていた形跡も少なくとも最近はなく、体が大きいスコティッシュフォールドには、本当に酷な状況だったようです。
猫は引き出された後、友人宅へ。
おとなしい10歳の雌猫さんと同じお部屋にいるそうですが、まだ固まっていてお散歩とはいかないようです。
1年も閉じ込められていたのですから、いきなり自由にしていいんだよ、と言われても、どうしていいか分からないのが現実でしょう。
令和元年に施行された改正動物愛護法のもとでは、ペットショップのケージの大きさや運動スペース、運動時間などについて規制が強まりました。
原則として適用は来年の6月1日からですが、改正法を意識して展示方法を改善しているショップも既にあるようです。
しかし、このペットショップは明らかにそうではありません。
私も帰省する時に見ているのでわかります。
私は、今朝札幌市保健福祉局の動物管理センターに電話をして、ケージが狭く、運動スペースもないペットショップがあると通報しました。
肩書きは出しませんでした。
担当の方は丁寧に話を聞いた後、旧法違反の可能性、不適切飼育の可能性があるので、立ち入り調査すると言ってくださいました。
丁寧な対応でした。
私自身も頃合いを見計らって、このペットショップに苦情を申し入れたいと思います。
私が今日したことは、問題の根本的解決には全くなりません。
ペットショップの在庫を掃けさせて、また新たな猫が入荷される余地を作ってしまいました。
それは分かっています。
それに、同じショップには、4月生まれの猫、系列店には昨年9月生まれの猫もいます。
その子たちのこともとても気になります。
しかし、まず1匹引き出したことには少し安堵しています。
複雑な気持ちもありますが…
生体販売が、悪徳ブリーダーや闇の引き取り屋、殺処分の温床となることは広く知られた話です。
ですが、いくら生体販売はやめろと言っても、明日すぐになくなるわけではありません。
そうであれば、生体販売の現場を市民が監視することがとても重要だと私は思います。
自治体にもよるかもしれませんが、動物愛護の機運が高まっている昨今、市民から具体的な通報があれば、ペットショップ調査をするところも増えてくるのではないでしょうか。
われわれ市民も冷静に丁寧に、動物たちの窮状を行政に伝えていく必要があります。
外にいる猫の保護活動は、十分ではありませんが携わってくれている方がたくさんいらっしゃいます。
しかし、ペットショップ対策は、極めて不十分ではないか、私にはそう思えます。
ペットショップの監視活動がしやすくなるよう、微力ながら何かできないかと思っています。
手始めに通報先リストを少しずつ作っていこうと思いました。
千里の道も一歩からです。
先は長いかもしれないけど、私なりに動物のためにできることをやっていこうと思います。
皆様のお力添えを頂けると幸いです。
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