過ぎゆく時は止まらないけれどそれもまた生きてゆくということ
もうすぐ36度目の誕生日を迎える。
正直、30を過ぎた頃から自分の年齢にピンときてない。
時の流れに気持ちが追いつかない。
けれど、顔面に現れるシミ・たるみ・ほうれい線の深み、度々感じる身体の不調が、そのことをしっかりと示している。
そして何より、娘の成長。
老いてゆく私をよそに、
娘はどんどん成長している。
私との身長差は30cmをきり、
ひらがなを読み書きし、
カタカナもひと通り読めるようになった。
この春、ピカピカの小学生になり、
重たいランドセルを背負って
毎日元気に登校していく。
その背中を見送りながら、
寂しいような嬉しいような、
言葉では表しにくい気持ちになる。
今はまだママ、ママと求めてくるけど、
これからどんどん手を離れて、
あと数年もすれば
鬱陶しがられることもあるんだろう。
想像すると、お腹の上の方がひやりとする。
けれど、それが成長の証。
甘んじて受け入れよう。
同じ園の子がほとんどいないことが心配だったけれど、持ち前の明るさと人懐こさで、友達が何人もできた様子。
少し強引で気の強い所があるから、控えめな友達を萎縮させてしまわないかと心配だけど、それも社会で生き抜くための初めの試練。
色々揉まれて、
たくましく育ってくれたらいいと思う。
あの子が産まれて早6年半、
大人の事情で理不尽に寂しい思いをさせてしまっているけど、
ここまで育ってくれたことがありがたい。
私は相変わらず朝も弱いしだらしなくて、
イライラをぶつけてしまうダメ母だけど、
あの子が思うように生きていける手助けをしたいと思ってる。
しんどいこともあるけど、
もりもり働いて生きてゆこう。