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ギリシア神話_ウラノスとガイアと時々クロノスと
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ギリシア神話の大まかな流れ
神々の物語と英雄の物語の2つに分かれています。
神々の物語には、原初世界やオリンポスの神がでてきます。
具体的には、ティタンの神との闘いや、ドタバタラブコメディがあります。
一方、英雄の物語には、神と人間の子である英雄が主人公として進みます。
例えば、メデューサを倒すペルセウスやヘラクレスなどです。
ギリシア神話の原初世界について解説していきます。
音声で聴きたい方はこちら
原初世界
世界にはカオス(虚空)がありました。
その中に、大地の女神であるガイア(上画像)や奈落の神であるタルタロス、暗黒の神、夜の神なども生まれました。
大地の女神であるガイアは天空の神であるウラノスを産み落とします。
こうして、天と大地の神が現れ、天と大地が分かれました。
ガイアとウラノスが結婚します。ガイアは息子と結婚するのです…。
ウラノスが世界を統治し、2人の間に子どもも生まれました。
この子どもたちが最初の戦争のキッカケとなりました。
怪物のような子ども
ガイアとウラノスの子どもは、ティタン神族と呼ばれ、山よりも大きな12の神々がいました。
しかし、その中で1つ目の巨人キュプロクス(上画像)や50の頭、100の腕をもつヘカトンケイルも生まれてしまいます。見た目は怪物です。
ウラノスがその見た目から彼らを忌み嫌い、奈落の世界であるタルタロスに幽閉します。
ガイアの復讐
ガイアはどんな見た目をしていても、お腹を痛めて産んだ子どもたちには変わりありません。
ウラノスの我が子への仕打ちを恨みます。
そして、ガイアは行動に移すために、子どもたちであるティタン神族に「父を討ち助け出して!」と呼びかけます。
しかし、ウラノスが怖くて誰も協力してくれません。
そんな中、末っ子のクロノスだけが母の願いを承諾します。
クロノスはアダマス(ダイヤモンド)製の大鎌を持ち、父ウラノスの寝込みを一気に襲います。(上画像)
襲った時にトドメとして、ウラノスの局部を刈り取り海へ投げました。
すると、そのウラノスの局部からキレイな女神が誕生しました。
それがアフロディーテ(ヴィーナス)でした…。
その後、父ウラノスに代わり、クロノスが世界を統治しました。
しかし、クロノスは母の願いであった、キュクロプスとヘカトンケイルたちの救出はしませんでした。
そのまま奈落のタルタロスに幽閉したまま助け出しませんでした。
このことは、また後に戦争を引き起こしてしまいます。
クロノスはその後、姉のレアと結婚しました。
この時代は近親者の結婚は普通だったのでしょうか。
(日本でも天皇家や貴族の結婚は近親者が多かったですね。)
子どもたちが産まれ、幸せな家庭を築いたのかと思いきや、
クロノスは子どもたちをどんどん飲み込んでいきます。
理由は怖ろしいウラノスの予言があったためです。
それは「いつかお前も自分の子どもに権力を奪われるよ。」という怖ろしい予言でした。
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