クレジットスコアなしでアメリカのアメプラが取得できた件
クレジットカードの大切さ
アメリカに駐在してほぼ5か月、色々と生活は整い、家族も合流。学校の手続きなど大変な部分もありました、日常といえるほどの生活がスタートできています。
さて、アメリカであれば便利というか必須なアイテムと言えば、車に加えてもう一つ。クレジットカード。
Apple Pay、Google PayなどNFCベースのキャッシュレスと呼べなくはないものもありますが、クレジットカードがまだまだ本流で、QR決済?なにそれ?な状態です。こちらに来てからほとんど現金を使うことがなく、チップ用の1ドル札をどうやって工面していいのやらと焦る毎日を過ごしています。
さらに言えば、クレジットカードに付帯する特典がえぐい。日本にも似たような仕組みはたくさんありますが、使用に応じてのポイント還元やら、付帯保険、各種割引など、普通に現金で支払うと損をしそうなものがたくさんああります。
海外赴任は2回目ですが、前回の赴任地である欧州ではクレジットカードはあまりメジャーではなく、還元なども全くないか航空系などで少しある程度で、ほとんどデビットカード(通称PINカード)で支払っていたため、欧米でもこうも違うかと思うぐらいクレジットカードが主流です。デビットカードでも支払えますが、全く還元がなく、即現金で引かれるのでうまみが全くありません。
赴任者は新参者
その重要なクレジットカードですが、初めてアメリカに赴任する人間には入手のハードルがかなり高いというのを経験者に聞いておりました。曰く、アメリカにおいて、日本のクレジットヒストリーは全く役に立たず、まったくの新参者には信用がないためクレジットカードを発行してくれないのだとか。
その為に、まずは入り口として日本のヒストリーを参照できるJALやANAが発行しているUSAカードを発行して、ヒストリーを構築し、しかるべきタイミングでアメリカのクレジットカードを申し込むのが定石だとか。しかもそのヒストリーが数値化されており、クレジットスコアとして記録され、点数に応じてローンの利子やらどういうクレジットカードが発行できるかなど、早い話がどれだけ信用できるかを決めているとのこと。
アメックス
ところが、上の経験者に話を聞いていると、アメックスのプロパーカード(大元が発行するカード)であれば、国内の履歴も引き継げ、最低3か月あればスコアなしでもカードが発行できる可能性が高いという話がありました。調べてみると、ネット上で似たような情報が出るわ出るわ。。アフィリエイトが沢山張られたブログが山の様に見つかりました。
このスコアを海外から引継ぐのをグローバルトランスファーと呼ぶようです。これを利用するため、赴任の前に月額費で対応できるグリーンのアメックスを発行してもらい、アメリカに持っていきました。JAL・ANAカードは何となく無駄になりそうだったので、経験者を信じて発行しませんでした。
アメックスの前に
アメリカに赴任翌日、給料を振り込んでもらう口座を作らないといけないという事で、先輩に近所のBank of Americaに連れて行ってもらいました。口座を作るにはSSNが必要と聞いていたので、そもそも作れないのでは?と思っていましたが、会社勤めであるのが確認できたからなのか、口座そのものはすぐに作ってくれ、後日SSNができたときに登録に来てほしいという事で、SSNが到着して登録をしに行った際に、一緒にクレジットカードも作ってくれました。年会費も不要なのに、自分で選ぶ特定カテゴリの3%キャッシュバックやスーパーの2%キャッシュバックは何気に便利なカードで、かつVISAブランドというのはどこでも使えるので、何気に重宝しているカードが手に入りました。スコアゼロでも発行してもらえたのはありがたかったです。
アメックスゴールド
さて、本命のアメックスですが、初回の依頼ではゴールドカードをお願いすることにしました。入会ボーナスが大きいのと、レストランやスーパーでのポイント還元が4xとかなりお得な感じだったのと、年会費も付帯してくるUber EatsやGrubhubなどのクレジットで元が取れそうでしたので。
これについては特に発行に際して支障はありませんでした。ブログなどで紹介されているようにグローバルトランスファーの依頼をして、待つだけでした。(厳密にいえば、1週間ほど審査をしていたので、電話をかけてみたら色々質問された後にOKが出たという感じですが)
レストランなんてあんまり行かないよなと思っていましたが、実際に高くてチップを取られるレストランにはまだプライベートで一回も行ってなくて得が無いか?と思いましたが、結構対象範囲は広くてびっくりしています。
次のカード
まだ赴任して半年もたたないのに次のカードが欲しくなってきました。というのも、結構出張があるのにラウンジが使えないのです。出張時にはラウンジがあるのとないのとでは仕事のしやすさや、空港内の高い飲み物などを買わなくてよいなど、快適さが段違いなのです。しかし、今回の赴任でメインになるデルタ航空ではどれだけステータスが上がろうともラウンジが使えないとのこと・・・結構お高いクレジットカードを契約するか、料金を支払うしかなさそう。さらに国内、国際ともにClearやらTSA Preなど、セキュリティやイミグレをさっさと抜けられる仕組みがあるらしく、これも費用が掛かるようで、、地獄の沙汰も金次第とは本当にアメリカで感じます。こうなってしまうと、正直上級会員になるメリットは自分にはあまりありません。少し早めに機内に入れてバッグの置き場が無くなる事が避けられる程度でしょうか。
そのお高いクレジットカードというのがデルタのアメックスReserveか本家アメックスプラチナのどちらか。細かい違いは調べればたくさん出てくるので割愛しますが、自分のスタイルでは汎用性が高いアメックスプラチナが合っていそうです。
きっかけ
さて、通称アメプラですが、まだ渡米して履歴が浅く、とても新規発行できるとは思っていませんでした。のんびり1年ほど待つかなと思っていましたが、思った以上にフライトが多く、また先日非常にラウンジアクセスが欲しいと思った事件がありました。世界的にも有名になりましたCrowdStrike関連の不具合です。これにデルタ航空が見事に引っ掛かり、空港内で半日待ちぼうけを食らう事態が発生しました。この時にせめてラウンジで待てれば・・と思ったのが今回のカード発行依頼のきっかけです。
でかいキャンペーン
さて、そうしてアメプラが欲しいと思い始めた矢先、ネットを見ていたら、今加入ボーナス増量中というものが見つかりました。6カ月に8,000ドル以上使えば通常80,000ポイントのところ175,000ポイントもらえるとのこと・・。1ポイント1セントで計算しても1,750ドル換算です。付帯特典も考えると、年会費を払ってもおつりが来ます。これはでかい。80,000ポイントでは多分申し込んでなかったと思いますが、とりあえずアメックスではスコアに影響を与えないレベルでの事前可否確認ができるという事なので、ダメもとで申し込んでみることにしました。
通っちゃった・・・
他の記事によるとグローバルトランスファーは1回限りという事、かつ国内でも3か月しか使ってないのでろくにヒストリーも無いため、プラチナ申請には役に立たないと思われました。そこで普通に画面を進めていきますと、最終確認の画面に普通にたどり着きました。そこで、確認ボタンを押すと、少し待った後何やら次に、別の人をカードに追加するか?という画面が出てきました。「ん?」と違和感。審査に落ちたら普通こんな質問して来ないよな?と思いましたが、とりあえず入会ボーナスに到達するためには嫁さんにも日常の買い物をこれでしてもらう必要があるので、無料カードを追加。。。すると、、Congraturationsとのこと・・・あれ、、通っちゃいました。
プラチナカードを申し込むのも初めてですがこんなに簡単なんでしょうか。
クレジットスコアなし
渡米5か月、クレジットスコアなしにも関わらず、なぜこの申し込みが受け入れられたのでしょうか。もちろんカード発行後は支払いは期日を待たずにほぼキャッシュカードのような状態で返済してましたが、それが良かったのでしょうか・・。ゴールドの入会ボーナスはすでにもらったので、その程度は使っていますが、正直スーパーに行くだけで物価高のため結構な出費になるため、それ以外の贅沢はほとんどしてないのですが。携帯やその他固定費は大体アメックスで支払っています。それにしてもスコアが無いのに発行できたという事はそれ以外にアメックス内で審査基準を持っているという事は間違いないと思います。か、単純に結構簡単に取れるものなのか。。
ひとまずカードは発行できたようなので、元を取れるように出張などで活用していきたいと思います。手持ちのゴールドを併用するかはまだだいぶ考える時間があるので、今後検討していこうと思います。ゴールドプラチナ併せてUberのクレジットを25USD/月もらえるだけでも結構活用できると思っています。
おまけ
ちなみに、、、今の車のローンを完済して、アメプラが手に入ったら、正直クレジットスコアはどうでも良くなるように思っています。
家を買うというのは滞在期間が限られる駐在員としては微妙ですし、不可抗力が無い限りローンを組まないといけない様な出費はもう無いですし。保険が安くなる程度ですかね。