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軽めの睡眠薬3種類の比較
依存性が少ないとされている睡眠薬についての記事です。
クービビック、デエビゴ、ロゼレムは不眠症の治療薬ですが、仕組みや特徴が結構違います。それぞれの違いを自然に比べてみますね。
まず、クービビック(ダリドレキサント)とデエビゴ(レンボレキサント)は、オレキシン受容体拮抗薬という同じグループ。
覚醒を促すオレキシンをブロックして、自然に眠気を引き出すタイプです。
クービビックは入眠と睡眠維持のバランスが良く、半減期が約8時間で朝まで効きやすい。
一方、デエビゴは半減期が5~6時間と少し短めで、特に寝つきを良くするのに強みがあります。朝の眠気が少ないと感じる人も多いみたい。
対して、ロゼレム(ラメルテオン)は全然別のアプローチ。
メラトニン受容体作動薬で、体の睡眠リズムを整えるホルモン「メラトニン」に似た働きをします。
脳を直接眠らせるより、体内時計を調整して「眠る準備」を促す感じ。半減期は1~2時間と短く、薬が体に残りにくいのが特徴です。
効果の違いで言うと、クービビックとデエビゴは即効性があって、その日の夜にしっかり眠りたいときに頼りになります。
特にデエビゴは寝つき、クービビックは夜中の目覚めにも対応しやすい。
一方、ロゼレムは即効性より長期的なリズム調整が得意で、寝つきが悪いけど薬に依存したくない人や、生活習慣が乱れてる人に合うかも。
ただ、効き目がマイルドで「効いた実感が薄い」と感じる人もいるようです。
副作用は、クービビックとデエビゴだと眠気や頭痛がたまに出る程度。
デエビゴでは変な夢や食欲アップを報告する人もちらほら。
ロゼレムは副作用がかなり少ないけど、効き目自体が穏やかな分、物足りなさを感じる場合も。
使い分けのイメージだと、デエビゴは「すぐ寝たい」、クービビックは「朝までぐっすり」、ロゼレムは「自然に整えたい」って感じですかね。