2度目のブルーノートをオンラインで
7月21日に、ブルーノート東京のJUJU無観客配信JAZZライブを視聴した。
ブルーノート東京は、5、6年ほど前に1度だけ行ったことがある。画像は、前を通り過ぎただけのブルーノートNYです。
JAZZはよく分かってないけど、有名なクラブだからずっと興味はあって、敷居高いなと思いつつ絶対に一度は行ってみたかった。
ミュージックチャージだけのチケットは、たしか9,000円くらい。表参道の駅から徒歩10分ちょっとで、微妙に遠かった。南青山は、歩き慣れていないと掴めないエリアだ。きっと素敵なお店がたくさんあるんだけど、どうやらポツポツ点在しているようで、初心者がふらっと歩いているだけだと、どこがメインの通りかよく分からない。20時スタートの2ndセットで時間があったから、近くのビストロに入った。そこもオシャレすぎる素敵なお店だった。
平日の会社帰りで、いつもよりちょっとドレスアップの気持ちで来たけど、本当は、ハイヒールでウロウロ歩いて来るような場所じゃなかった。スマートにタクシーでくるべきだったな、、、と場違い感を痛感したりした。
オープン時間になって、ブルーノートの重たいドアを開くと、中は想像より明るくて、ふわっと柔らかい雰囲気がした。緊張よりむしろ、居心地がよいくらい。くるっと一周見まわすと、ロゴの丸いフォントが、それまではイメージと違うような気がしていたのに、急にとてもピッタリに感じた。大人のカップル、仕事の同僚たちらしい集まり、高齢の方と一緒の家族。1階席の隅の方で、お酒とデザートを頼んだ。その日は、ステージよりもブルーノートを眺めたことに満足した気持ちになった。
終わって帰る途中、緊張が溶けて友達と大声で笑いながら歩いていると、女性客で混雑している靴屋さんがあった。深夜なのに不思議だなと思ったけど、つられて、靴を一足買って帰った。
2度目の今回はオンラインだから、場所的な緊張も売切の心配もなく、気軽にチケットが買えた。我が家のWi-Fi環境だけが不安だったけど、結果的には問題なかった。
時間通りにブルーノート東京のイメージムービーが流れると、すごくかっこよくて、それだけでテンションがあがった。あのムービーだけでも、あと100回くらい見たいです。
1曲目が始まると、JUJUの歌もすごくかっこいいと思ったし、このイベントと、メンバーと、ブルーノートを紹介する様子も、楽しく視聴した。チケット買ってよかった！このライブ誘ってくれた友達ありがとう！！
今までJUJUは大きいホールの後ろの方でしか聴いたことがなくて、近くに見られるのが嬉しかった。ただ、黒いドレスに黒いベールの付いたトーク（小さい帽子）が、やっぱり悲しかった。
曲は、JAZZに詳しくない私もどこかで聴いたことのある有名なのが多かったのだけど、日本語の字幕が付いていて、始めて歌詞が理解できた。私はそれが、オンラインライブの1番いいところだなと思った。
大人になって、やっと分かった。名曲は、どんなシーンで聴いてもハマる。
What A Wonderful World
My Favorite Things
あっという間に90分が終わった。今さらですが、ミュージシャンって、やっぱりかっこいい。
パソコンを閉じると、いつもの普通の部屋だった。
1週間前にチケットを買ったときには、まったく予想していない気持ちになるライブだった。そう言えば、半年前までは明日からオリンピックのはずだった。
今年の先の分からなさは、いつまで続いて、どうやり過ごせばいいのだろう。
今は、また次のブルーノートのチケットが欲しい。リアルでもオンラインでも。あと、最近出かけないから必要ないと思っていたけど、やっぱりまた靴が欲しい。