編曲のフローについて
作曲、編曲を本格的に初めてまだ半年程度だが、ここまでの作、編曲作業を振り返って、より効率的に楽曲を生み出すためのワークフローを考える。
天才では無い私がどうしたら効率よく、なるべく迷わずに楽曲を生み出せるか。
考えた結果、割とよくそのあたりの見かけるような話になったが、自分で考えて気づくことに意義があると勝手に思ってる。
なお、ここではメロディ、詞があることを前提に考える。
○手順概要
1.イメージを確立する
明るいのか、暗いのか、激しいのか、静かなのか…楽曲の雰囲気を決める。
歌詞に合わせてもよし、あえて相反する雰囲気を取るもよし。そこに理由があることが大事。
ふわっとしたイメージをより鮮明にするため、イメージ画像、映像、リファレンス曲等探す。
2.使用楽器の選定
私の場合は、バンド形式の歌モノが基本なので、ギター、ベース、ドラムに何を足すか考える。(ピアノ、シンセ、ホーン、ストリングス)
1で決めたイメージをより強調できるような楽器を選ぶ。楽器選びにも理由をつけろ。理由があれば後から迷うことが減らせる。
3.楽曲の設計を組む
ここに一番時間をかけるべき。
どこを一番聞かせたいのか、楽曲全体のドラマ性(構成)。A,Bサビ、各パートの雰囲気等…。
ベース音、リズムの決定。ベース音に対するコードの決定。
必ず各パートの雰囲気を意識し、なぜそのベース音にしたのか、そのテンションをつけたのかの理由が欲しい。
DAWに設計用ファイルを作成して簡単に打ち込む。ハーモニーや全体の雰囲気の確認する。
4.基本設計を壊す
クソつまらないであろう基本設計を壊す。
リフ、ブレイク、ベースライン等遊び倒す。
理論もクソもねぇ。かっこよければ良し。
迷ったら基本設計に従っとけ。
一番遊んでよい所。
ここまで基本的に打ち込みで作業すること。
5.Rec
ここまで作った打ち込みを基に楽器をもって鳴らす。
楽器で鳴らして『こっちの方が良いな』があれば変えて良い。
気持ち良い音を作って気持ちよく弾け。
エモさはここで生まれる。
編曲作業はここまで。
ここからはミックスやマスタリング工程に移るが、まだまだ経験が浅いので改めてまとめたい。
以上の工程は机上の空論なので、これから実際にこのフローで制作してまた改善していくつもり。
センスの無い私が幅広い楽曲制作を行うためのワークフロー案。
重要なのは1~3の工程でしっかり理由をつけること。そうすればそれ以降の自由時間でもオールフリーではなくなるハズ。
そして、1~3を考えるためにしっかりと理論を学び、知識と経験を蓄えること。中途半端な理論は邪魔なだけだと感じる。
以上を踏まえた上でしばらく制作してみようと思う。
実際にやってみた結果も書いてみたいなぁ。
最期に、これはあくまでも個人的なメモです。