ココロもカラダも、お肌もシンプルにしていく 1
旅行に行く時って
お荷物は多い方ですか、それとも少ない方?
看護師の友人がとても興味深いお話をしてくれました、
「入院される患者さんのお荷物を見たら
その方の入院が長くなるか、短くなるか
すぐにわかるのよ」
って。
さて問題です、
お荷物の何を見て、看護師の友人は
その方の入院の長さの見当がつくのでしょうか。
答えは「荷物の量」です。
その方が病室に持ち込まれた荷物の量を見れば
一目瞭然で
短期で帰られるのか、入院が長引かれるのかが
わかるそうなのです。
荷物の多い方は入院が想定よりも
長引かれることが多く、
荷物の少ない方は、予定よりも
短期でご自宅に戻られることが多い、
とのこと。
でも確かに、旅行にせよ、入院にせよ
普段の日常のお出かけにせよ
荷物の多い・少ない、に
その方の性質って
表れているように思いませんか。
すべてにおいて準備万端で
万が一の想定に備えて、を含めると
折り畳み傘やら、
ありとあらゆるポイントカードやら
普段常用している薬も多めに持ったり
旅行の場合は
予備の着替えも下着も、基礎化粧品も
靴もおやつや食料も、って
起こるかどうかもわからない、
「未来不安」によって荷物を詰め込み
カバンがいつでも大きくてパンパンな方、と
(未来不安についてはこちらのご参照をー)
「まー、どうにかなるでしょ、
いざとなったら借りるか、買うことだってできるし
誰かに聞いてもいいし」と、
楽天的で自己信頼があって
荷物は最小限、時には
最低限の荷物(とヒトが思うモノ)すら
持ち歩いていない、
いつもカバンがコンパクトで身軽な方、と。
わたしは今圧倒的に
「荷物が少ない派」なのだけど
意識して削って削って、
荷物少ない派になりました、
その大きなきっかけだった2つの出来事。
一つは2歳半違いの娘たちの育児をしていた頃、
半日のお出かけともなると、大量の荷物を持っての
移動が必須だったこと。
子育てをされた方は容易に賛同いただけると思うけど
まー、乳幼児のいるお出かけって
それはそれは荷物が多くなります。
オムツにミルク、着替えに離乳食、
おもちゃや絵本におやつ、と
それぞれの生育過程によって
それぞれ必要なものも違うし、
2歳半違いの二人となると、
本当に荷物が大きかった。
赤ちゃんに必要な持ち歩きグッズが
やっとやっと少なくなって、
大きなマザーバッグから小さなハンドバッグを
持てるようになった時のよろこびって
なんかとっても覚えているんです、
もう20年近く前のコトなのに。
もう一つの出来事は
2011年の3.11と、2016年の熊本の大震災。
2016年の熊本の大震災で
「あ、これからは今までと違う時代が来るんだ」
と明白に感じたのです。
今まで当たり前だと思っていたことが
当たり前ではない時代が来るんだ、と。
師の一人にその時に言われたコトバが
「心身共にサヴァイバル能力のある
精神作り、カラダ作りを
日常から意識しましょうね、
今までの時代は終わりました、
新しい時代が来ます」
ということでした。
「例えば
今までカバンを右手で持っていたなら
左手で持ってみる
駅から東回りの経路でしか自宅まで帰ったことがないなら
西回りの経路で帰ってみる
これ(食べ物でも化粧品でもお洋服でも)がないとダメ!
と思っているモノが本当にないとダメなものなのか見つめてみる
非日常、と思っていること、を
意識して取り組んでみることが
これからの時代をサヴァイブするには
とても大切ですよ、
そのためには高みに登ることです。
地震や津波の時に実際に高台に登って
全体を把握すること、現状を理解することが
大切だし
精神的にも、俯瞰して(鳥瞰の更に上、です)
その上で判断を自分で行うこと
これからは心身共にサヴァイバル能力が
大事な時代になりますからね」
とおっしゃったのです。
(余談でありますが、この2016年に既にその師は
「2020年東京オリンピックは残念ながら開催されません」
と明言されていました、コロナの4年も前に!)
高みに登るためには
ココロもカラダも身軽でいよう、と
その時に思ったことを鮮明に思い出します。
背負っているモノ、持ちすぎているモノを
意識して減らして、荷を下ろしていく。
では、基礎化粧品を具体的にどう減らしていったか、は
また次の機会に。
今日もココロとカラダとお肌の健やかな一日を。
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