うちの宝物ちゃんたち。
猫を一匹、娘のところへ連れて行った。我が家の3匹のなかで娘と仲良しで甘えん坊で時にちょっと大胆になれる黒ネコを。
一時間半もかからないフライトは比較的おとなしかったけれど、着陸の時さすがに低い声でうなぁぁぁとないた。いやだったんだろうね。
でも以前も数ヶ月居たことのある娘の部屋、到着したら比較的すぐ我が物顔になった。娘が作業机の隣の窓にハンモックを準備しておいたのだけど、今では黙々と作業する娘の気配を感じながらそこで寝ているらしい。卒業間近のため卒業論文や容赦なく出される課題の制作でキリキリしている娘に、平穏な空気を提供しているらしい。
ところで、我が家に残された2匹は、というと
何が起きているか分からず、私の周りをウロウロしている。私が洗濯物を片付けに寝室の方に消えようものなら部屋の前にきて鳴いている。一匹突然いなくなって心配なのだろう。どの猫もだいぶおばあちゃんになったので、昔より距離も人間に近いところにいる。家族認識してくれているからなんだろうか。
ツンデレ女王様は近くをオットが通れば撫でていけと要求するし、気付くと私に一番近いイスの上で寝ていたりする、ときどきチラリとこちらを確認しながら。日本みたいな縁側があったら、きっとならんで日向ぼっこ出来そう。
甘えたのサビ猫は昔より更によく喋る(鳴く)。喋るといっても私達にネコ語は完全理解出来ないが。あんまり鳴き続けている(喋り続けている)ときは10分位膝に乗せてやるとやっと落ち着いて、そのうち自分から膝から降りて送風口(暖房が効いているので暖かくて幸せなんだろう)の定位置に行く。寂しいんだろうか。よくわからん。
猫ってなんとも幸せな同居人だ。もういろんなひとがいろんなところで言ってることだけども。
基本的にマイペースな動物だけど、ちゃんと家族を認識して何かを要求したり文句言ったり甘えたり、そしてほとんどの時間は人間とちょうどイイ距離をおいて置物化して寝ている。だけど見てないようでちゃんと家族の動きを見ていて、まぁ我が家ではよく数日出かけたりするからなのかもしれないが、「またどこかに行くんですか」と淡々としていたかと思えば 開かれ、荷物を放り込まれているスーツケースの真ん中にもぐり込んで精一杯の抵抗を見せたりする。その拗ね方まで愛おしい。
◈
東京に引っ越しそうな娘は、きっと猫と一緒にいたいのだろうけれど日本の家事情じゃ難しいかもしれない。ついでにペットの引っ越しには準備期間として少なくとも6ヵ月かかる。そう、日本は検疫条件がかなり厳しい。
ちなみに農林水産省管轄の動物検疫所から出ている案内pdfはこちら。図説が↓になっているが、何気に輸出前検査と証明書取得が難しそう・・・
・・・ま、これは引っ越しが本格的に決まってからやることね。どっちにしても。そうそう、狂犬病予防注射に関しては「有効免疫期間」と「抗体検査の有効期間」があってですね。このへんもややこしいので動物検疫所はこんな表も出してくれてます。日本に着いて即日で一緒に動ける条件、とな・・・
(ま、自分のための備忘録ではありますが・・・www)
まぁそんなわけで年寄り猫にはちょっと可哀想だけど、猫たちとはまだまだ仲良く家族として一緒に暮らしていきたいなぁと思っている次第だ。