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今だから「ちゃんと」分かってから、慣れませんか?

世界各地でCOVID-19の第2波とよばれる感染拡大がおきている。日本も例外ではないらしい(我が家、TVないのでニュースは自分で回ってみてきます)。

もうロックダウンとかも経験したから、多くの人が

「え・・・また?」
「とりあえず3密避ければ良いんでしょ」
「もうマスクあるし」

なんて言ってるんじゃないだろうか。

未知のことが多い病気に関して、社会は恐怖におののいた後少しずつ「慣れて」いく。もしかしたら戦争なんかもそうなのかもしれない。問題は「正しく予防しながら」「正しい知識で自分を護りながら」慣れる、ってこと。

まぁ、今「 」で囲った2つ、自信あるひとはあんまりいないだろう。


でも【ここだけは】抑えておこう、っていうところはある。で、短い言葉で言うこともデキルのだが・・・表面だけみて分かった気になったひとが一番危ない。

だから今日はこれを

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本気でオススメする。1000円しないから!(税込みだとするか)
まず正しい知識を入れてください!
簡単な紹介はこちらのnote記事にあります。

ほかにもこれとか これとか これとか、本の一部を紹介して下さっているが、全体を読んでもらったら世間でこれまで大騒ぎされていたことの何が正しくて何が間違っていて、自分は何を知らずに怖がっていたかが分かるはず。

この間「でもあのウイルスの致死率って、0.0何パーセントっていうじゃない。全然平気なんでしょ」と私に言ったひとがいる。どこで見たかはしらないが、「致死率」と言った時点でその数字は信じてはいけない。

数字を出されるとそのまま信じてしまう人は多い。でも数字は母数だとか背景だとか時期だとか、特に臨床(実際の病気)に関しては結構トリッキー(ひっかけみたいなもの)なんである。

どの数字をどう見るか。

実際 医者をやっていてもきちんと言える人は少ないと思う。ここを「ほらね、こういう見方だとずれてるでしょう?」ってちゃんと分かり易く説明してくれているのだ。

これを読んだら あなたも安易なニュースを「アレじゃダメだよ」・・・とは言わないかもしれないが、世間で無駄に怖いとか、無駄に軽んじてるとか、そういう嘘は見抜けるようになる。


COVID-19 周りには、アメリカでは陰謀論も相当言われていて、もうなんでもいいよ、って気になってしまうのだが(陰謀だって言い続けたら罹らない病気ですか?誰か助かるんですか?ワクチンを早く作って人が死んでもいいんですか?もう突っ込みどころ満載・・・誰かを非難するなら自分で出来ることを考えろや、と思う)

こういう冷静な、データってこう見るんですよ、とか、検査の意味はこうなんですよと専門知識のないひとにもわかるように教えてくれるとか、そういう本をじっくり読んで理解するのは

 す ご く 大 事 で す !


簡単に分かったら良いなぁ。

その気持ちは分かる。でも皆さんは受験を越え、最低6年の勉強をし、それぞれの専門エリアで研究するひとたちが持つ知識を「基礎とした」話を理解しようとしてるのだ。

簡単にわかるわけはない。

(ここのところは、日米の新聞記事を比較した著者の言葉がかなり正しい背景だと思う。結論だけ渡されたって分からないのだ。)

だから、枝葉を削いで分かり易くしたこの本、ほんとにオススメだ。医者にもね。なぜって、99%の医者は前線の感染症のことを知らないから。基礎的な感染症のトレーニングを受けた人間だって知らないことが沢山ある、そのどこが間違いかを ちゃんと理由をつけて説明してくれている。


COVID-19とは、世界中が正しく理解して正しく予防して、そしてできるだけ自分達のフツウだった生活を取り戻さねばならない「長い付き合い」になるウイルス感染症なのだ。来年にはワクチンができるから大丈夫?そんなわけない、ワクチンだって万能じゃない。(大体ワクチン陰謀論言ってる人達は受けないのが前提だからね)

そして最先端の医療はお金がかかる。儲けようとかそういうことじゃなく、社会のシステムとしてどうしたってお金がかかるのだ。

じゃ、自分は何が出来るか。

正しく理解して、正しく「ここまでは大丈夫だよね」を自分で決めていくしかない。慣れるのも適当にやったら ただの世の中に害を与える人、になる。今は、一人一人が賢くなる時代だ。

まぁ、言いたいのはあれだ。

 あれこれ悩むなら読んで。分かり易いから。

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たなかともこ@ツレヅレビト
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