お惣菜だけ売ってる店が欲しいな
家の人数が半減して、いや、下手をすると「たったひとり」という時間も増えて、一番慣れづらいのが食事作りだ。
まずストックしておくべき食料の量が全く違う。
突然食べ盛りな子供達がいなくなったのだから当然だけれど。
買い物も、安くて回転の速い大型店での大量買い・冷凍保存から、値段は高めでも必要な量を1〜2日おきに買いにいく日本での生活みたいな感じになってきた。冷凍庫も材料になる数種の肉や魚がストックしてある状態から、いつでも使えるように切って下ごしらえした野菜、下味をつけて焼くだけにした肉、余ったおかずをお弁当用に小分けにして冷凍したモノ・・・のように、大分変化した。
冷蔵庫に常に複数本いれてあったハーフガロン(2リットル)の牛乳は1本だけになったし、オレンジジュースの減りも遅い。
卵は2−3ダース分冷蔵庫に入れてあったのが1ダース強になった。
ギョウザをつくるときは先に冷凍用の分を焼き、食事の直前に夫婦二人分を焼く。食後に冷えたギョウザを小分けにして冷凍する。
食事を作るモチベーションもさることながら、これらの保存法の変化や保存の期間を考えるのが結構面倒。近くに「お惣菜屋さんが欲しい」と本当に思う。アレです、近所のスーパーにあるDeli(Delicatessen)みたいなパスタとオイルの多いヤツじゃなくて、いろんな野菜がはいってるやつね。
地域問わず世の中に「お惣菜需要」って実はかなり高いと思う。日本に居ると当たり前にあるとおもっていたけど、「多くの人の食生活」がばらばらな多民族国家アメリカだから、食事情が違うからかあんまり認識の表層に上がってきてない気がする。スーパーにある「デリコーナー」は、週に2回でも私は飽きてしまいそう。
家族がいれば主婦も作ろう、とか思うけど、自分のためにそこまで頑張れないから冷凍食品を「チン」して食べる、の需要があるというのも分かる気がする。私が接点のあるひとたちは、それを使わないように頑張ってるだけ。
でも実のところ、結構大変ではある。
・・・と思うとこれ、結構いいビジネスチャンスだと思うんだけれどなぁ。だれか、お惣菜ビジネス、やりませんか?(いや、じぶんでやれよ、って話か・・・)
各国のものとか並べたら、結構ツーリストにも訪れるのに面白い場所になると思うよね。