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クジラとサンセットクルーズ、そしてラハイナ復興のために〜ハワイ旅行記(4)

マウイ島では「冬にいくならホエールウォッチング!」とどこに行っても誰に聞いても言われます。アラスカで体力と栄養を蓄えたザトウクジラが、出産や子育てのためにハワイの海を目指して南下してくるから。
12月〜4月、その中でも特に1月下旬〜3月上旬がクジラたちを見るには最適、と。

でも当然ながらホエールウォッチングツアー、2時間くらい観に行くツアーで一人$100くらい。船の種類なんかでも変わりますけどね。

で・・・ホエールウォッチングといえば、のマウイ西側にあるカアナパリの方に行くなら・・・西ですよ?サンセットがいいんじゃない?→サンセットツアーあるじゃん!

そしてしつこいくらい書いてますがハワイのお食事結構かかります。それならサンセットディナークルーズ(冬季は高い確率でホエールウォッチングもできる!)$120〜$150/一人って、全然高くない!しかもアルコール飲料飲み放題のバーがついてる(運転するので私は飲めないが)。

予約したクルーズツアーはカアナパリビーチから出ます。「指定駐車場なら4時間まで駐車できるチケット出します」って書かれてるけど、その駐車場が分からない。一番近い公共のビーチ用駐車場にまず行って、オットがひとっ走り、チェックインしながら駐車場を確認してくる、と言ってくれました。
そして超ラッキーなことにその公共ビーチ駐車場(無料)がぽん、とひとつ空いてたんですよ。
ツアー会社のひとにオットが確認したらその駐車場に停められたならそれでOKと。
4時出航のツアーは3時半までにチェックインしないといけないし、その時間ってビーチ周辺はかなり混むんですよね。(ホテルから西側のカアナパリまで40分くらいのドライブでした)
全米で一番きれいで人気がある、とされたこともあるカアナパリビーチ。私の立ってる背中側は大きなモールで、買い物もお食事もできます。
これが本日乗る船。砂浜に乗り上げて、波が引いてるときに走って階段を上り乗船。当然裸足でね。(スカート、ワンピース、ドレスなどは濡れるからやめてね、って書かれてた)なかなか面白い経験でした。私には「ハワイで初!の海に足をつけた時間」となりましたwww(3日目で。。。)
もちろんクジラも沢山みることができました。でもね、なかなか良い写真撮れないんだよね。
潮吹いてるところはよく見たし、何頭かで楽しそうにクルンくるんと回っているのも見たけれど、ケータイカメラではこのくらいが限界。
1時間くらい飲みながらクジラをみたら、ビュッフェ形式で夕食。食べ終わってアルコールも入ってみんながいい気分になった頃に日没時間となります。
モロカイ島のかげに太陽が沈んでいきます。
夕日の残り日。海もすこーしオレンジ色が入ってきれい。
他の船もそろそろ港や浜に戻る時間。黄昏時の色ってずっと眺めていても飽きないですよね。
最後の光が水平線上にかがやく時間。
クルーズは2時間半と聞いていましたが、船から下りたらちょうどその時間(さすが)。浜辺はもう真っ暗に近いです。午後6時半をまわったところ、お腹もいっぱいだしこれからまた40分ほどのドライブしてホテルに戻るし、時間の使い方としてはベストだったかな。
カメラだと真っ暗にちかい海と空もこんな風に光を拾ってくれます。楽しかったよ、ありがとう。


ところで、カアナパリよりすこし南側にラハイナという、数年前の大きな火事でほとんど焼けてしまった美しかった街があります。海岸沿いの道を走っているときは「なんかがらんとしたところだな」と思ったくらいでしたが、はっとしました。焼けてしまって、家などの基礎しか残さずあとは片付けられた景色だと。

運転中はもちろん写真など撮りませんでしたが(撮れないし、胸も痛むから)洋上からクジラを撮った写真の中にカアナパリのあたりが写っています。この写真の右下、ピンクとか水色とかの、おなじような形の建物が並んでいるところが仮設住宅だと思われます。
2011年の東北の震災で私の親族が住んでいたエリアもこんな風になっていたな・・・と思い出しました。本当にこういった災害は恐ろしいし沢山のものだけでなく友人やご家族をもなくした方達のことを思うとやりきれません。

「高い観光地だなぁ」なんて言ってますが、それが結局この地で復興まで頑張るひとたちの手元に少しでも届いていくなら、と思います。
そうそう、この日乗ったようなボートツアーの会社も地元の会社を選ぶことが より直接的な支援になるので、マウイに行かれる方はそんなところも考えてツアーに参加して下さいませ。

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たなかともこ@ツレヅレビト
サポート戴けるのはすっごくうれしいです。自分の「書くこと」を磨く励みにします。また、私からも他の素敵な作品へのサポートとして還元させてまいります。