弾丸南ユタロードトリップ(5) 25 たなかともこ@ツレヅレビト 2022年2月27日 01:57 星空の撮り方をしらない(覚えろって話)。でもカメラについている「光量が足りませんよーのオレンジの光」で、木が撮れたうえに★が写ってる。もっと美しくとる勉強しとこ・・・と思いつつもちょっと嬉しい。 高校で写真の勉強をした子供達はこのカメラで星を撮れていたんだが。学ぶ機会と実践機会をちゃんと経たものと、無知のままやってみよう、との差。ちなみにどこに行っても人間のつくる光で空が見えない昨今、国際ダークスカイ協会ってのがあるのだが、星をみるのに適したダークスカイの認定をこのエリアは受けております。 翌朝、ホテルではまだ朝ご飯を提供しない(567禍のため)という代わりにコーヒーと、紙袋に果物やヨーグルト、ちいさなデニッシュなんかをいれて渡してくれる。それを受け取りにフロントに行ったら、手作りのかわいいお土産も売ってた。なんとなくほっこり。 窓から外を眺めていたら「時が止まった」ような水面があって目をこする。何ごとか?と思ったら凍ってた。高地砂漠気候、寒暖差が激しいのです。 波があるのかとおもいきや、波状に凍ってただけだった。あーびっくりした。 その奥では凍ってないところを悠々と水鳥が泳いで朝ご飯をさがしている。 ホテルの敷地はかなりのもので、ぐるりと散歩すると平気で15分はかかる。敷地の境には手作り?の柵。なんともいえない風情。 ホテルのすぐ側にアナサジインディアン州立公園があるので、出かけたときに最初に立ち寄る。ユタ・コロラド・ニューメキシコ・アリゾナと、沢山のインディアンの遺跡があるのだが、ここは発掘の途中。(いろいろあって今はネイティブアメリカンと呼ばれるけれど、出会ったネイティブアメリカンの人たちは自分達を「インディアン」と呼ぶ。もうその言葉に差別心とか考えてるのは関係無い人たちだけなのかもしれない) 最後は集落に火を放ってこの地から去ったようだが何があったかはわからない、とミュージアムのなかに書いてあった。確かに壁を支えていたはずの木は燃えたあとがある。 水があったとはいえ、厳しい生活だっただろうなぁ、この乾燥した高地での暮らしは・・・ちなみに南ユタというエリアは、6月末くらいから日中は平気で40℃を越えて、もともとの乾燥もあり暮らすにはかなり厳しい。観光客が訪れるのも春と秋が殆どという理由もわかる。 昨晩泊まったボルダーの街を望む・・・はずなんだけれど、低灌木で見えません。このエリアってそんな感じなんです。 街をはなれて20分も走るとまた標高3000mエリアのMesaの上を走るようになる。雪の反射のせいか私のカメラの使い方が悪いせいなのか景色が全くみえませんが(笑)ちょと開けたところからは見事な景観がひろがります。 あ〜〜〜なんでまったく「見えたように」撮れないのか。こんなときいつも思う、人間の目ってすごいよなぁって。 アップダウンが続きますが、大体3000〜3400mの間を走っております。 (写真の腕が悪すぎて申し訳ない) 何万年に及ぶプレートテクトニクスと水による造形。この地に何千年も前から人が住んできたことに驚く。 あんなに大きな湖が!地図でみるとLower Bowns Reservoirとあるので貯水池ですね。それにしても空と水の青、雪の白、大地の様々な色が重なって、それはもうカラフルで美しく自然の凄さを感じます。 目で見ていた10分の1も美しさが写ってない。。。くやしい。 少しずつ場所を変えて。陽の光の角度もああって、少しずつ表情が変わるのがまた感動的。 この奥、キャピトルリーフとかグランドステアケースエスカランテとかの国立・国定公園の美しさは有名なんだけれど、あまりのアクセスの悪さ(それでも門前町はちゃんとある。その先に未舗装の道路が続くって感じです)にまだ鼻先しか見たことがないのです。いつか行けるかなぁ。 また違う角度から貯水池が見えています。 全く違う方向にはまた違う美しさが拡がります。自家用車でこれらの景色を楽しめるUT12(ユタ州道12号線)のドライブ、かなりオススメ。 道のところどころに「ビューポイント」が設けられているので、車を停めてゆっくり眺めることができます。(車は100kmくらいでみんなが飛ばしてるから、これがないと危ない・・・) 先ほどの高地から大分降りてきました、2600mくらいの場所。木が高くなり赤い崖がそびえる高さになると「あ、少し北上したな」と感じます。 そろそろシーニックロードは終わりです。しばらく遊びに来れていなかった南ユタ、折角なんだからもっと足を運ばないとね、と話しています。 この記事が参加している募集 #旅のフォトアルバム 44,889件 #写真 #アメリカ #旅のフォトアルバム #おでかけ #アメリカロードトリップ 25 サポート戴けるのはすっごくうれしいです。自分の「書くこと」を磨く励みにします。また、私からも他の素敵な作品へのサポートとして還元させてまいります。 サポート