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天草方面探訪紀〜日本2024(10)

Day15、この日は夕方の便で東京に戻ります。
ホテルはもちろん朝サウナを使って(はい、貸し切りでした私)、前日コンビニで買ってきたもので朝ご飯。

そうそう、ちょっと宿の話。ドーミーインはお風呂・サウナもとても良いのだけれど、夜9:30〜11時くらいまで無料「夜鳴き蕎麦」サービスがあってですね。酔っ払って帰ってきた私達は酔っ払った勢いで「夜鳴き蕎麦」を食べてしまい、翌朝「お腹が重い・・・やり過ぎだった、あれは」と深く反省することとなりました。
それ以外にもドーミーインは洗濯設備が充実してて、ちょっと長い旅行をする人には助かります。しかも洗濯機は洗剤自動投入で無料、乾燥機は20分100円。これは私としてはかなりのプラスポイントでした。(機内持ち込みサイズのスーツケースで一週間以上移動してると、洗濯機があるだけでかなり楽になる)

チェックアウト後帰りの飛行機が5:45pmだから上手く使えばいい感じに観光できる。で、私達は日本国内でも有名な「湯らっくす」というサウナ施設に行きたくて、頑張りすぎました・・・

熊本市内は少し歩けたので、この日は「天草地方」に行ってみることに。だってだって、海の幸、ですよ?!
道はほぼ一本道の国道なのだけど、「パールライン」と呼ばれる橋をわたっていくつかの島をあるく道があります。

まずは道の駅宇土マリーナを目指します。「道の駅 宇土マリーナ おこしき館」についたのはまだ10時・・・海鮮食堂おこしき館のメニューはものすごい引力なんですがさすがに食べるには早いwww ということで、外の軽食売り場で「しらす海鮮まん」をひとつ。(写真の外に置いて置かれるソフトクリーム看板の直上にその海鮮まんポスターがあるんですが)
・・・正直に言うと、「美味しいけどここでこそ食べるってもの???」ではありました(^_^;)

この道の駅の西側に「古代船 海王」があったのですが、屋根がかけてあるだけで「なんだろう?」という感じ・・・で、あとで調べて「うわぁ、せめて看板ひとつでもあったら・・・」と思いました。6〜7世紀に大和政権の大王の柩に使用されていたという宇土の馬門石まかどいしを、当時どのようにして運んだのかという古代船復元しての実験が2005年に行われた、その船だったようです。興味深いじゃないですか。ロマンたっぷり・・・・

勿体ないと思うんですよね。せっかく航海実験もしたのに。
こんなロマンたっぷりなことやったんだよ、大和朝廷のころこのエリアはこんな風に国とかかわったんだよ、って示してくれていたら。

さて、この道の駅の少し手前に写真ポイントがあったのでちょっと戻ってみました。有明海の干潟が美しく撮れるスポット。車でないひとは三角線の網田駅から徒歩らしいですが、ちょっと歩くかな?

雲の向こうに見えるのは島原半島の雲仙岳だそう。
潮干狩りの人たちでしょうか。波状の砂地が特徴的な干潟。

この日は薄曇り・・・ときどき日が差したり陰ったり。追い越し禁止の片側一車線道路なので、のんびり進む(しかない)道です。でも道沿いに(あまり知らしめる看板とかがないですが)古墳があったり、三角町のあたりは大正期の建物を上手く保存したすてきな街並みが残っていて、頑張って宣伝して欲しいなぁと思いました。
私達は通り過ぎてしまったんですが・・・

三角町手前の写真スポットから。

さて、宇土半島の端・三角町あたりからは天草の島々が目の前に見えてきます。宇土半島から天草五橋を通るのがいわゆる「パールライン」、シーニックドライブを楽しめるところ(この日の私達の目的ともいう)。

橋が島々を結んで、それぞれの小島がなんともいいかんじ。

橋を渡り、大矢野島(という名前だと、今知った 笑)を進んで行くと「道の駅 上天草 さんぱーる」と、その道の反対側に「天草四郎ミュージアム」が出てきます。この時点で11時、きっとそろそろ道の駅のレストランも開店時間でしょう。

そうそう、ここで売られている野菜や果物、どれもぴっかぴか!果物は試食が出ていて、いくつか食べてみましたがその味の濃さ、深さにびっくり。荷物が少なかったら(そしてこの日飛行機にのるんじゃなかったら)買って帰りたかった・・・
さすがは温暖な気候で海産物だけではなく農産物も美味しいという天草地方。

道の駅併設のレストランで、オット曰くの「幸せ丼」ウニいくら定食 2300円(やっす!)
私は海鮮丼。これで1600円って、うそでしょ?な値段。

1日限定10食のさんぱーる定食も選べたけれど、「これで揚げ物入ったらもう動けなくなる・・・」と諦めたのでした。笑 ちなみにここのメニューはこちら(2024年12月現在)
日本、美味しすぎるし安すぎます・・・

お腹もいっぱい(すぎ)になって、目の前の天草四郎ミュージアムを見ることに。そうかぁ、島原・天草一揆はキリスト教世界では有名な弾圧・虐殺の歴史なんだ。
もうすこし足を伸ばし「千巌山公園」の展望台へ。ここ、googleマップでは途中で終わっちゃうので行きたい方は山の頂上方面へ(大きな駐車場あり、そこから徒歩15分)
ここから大急ぎで熊本市内の「湯らっくす」へ。2:30pmすぎくらいについたのだけれど、そこで「ここから空港は、夕方だと一時間くらいかかる」と教わりびっくり。5:45pmのフライト、5時には空港に着かなきゃいけない。レンタカーは四時半過ぎに返す感じ???

サウナー憧れ(?)の湯らっくすについたのに、飛行機に乗る時間を逆算するとなんと一時間も滞在出来ない!!!
仕方ない・・・と、お風呂+サウナ1セットのみで諦めた私達。くそーーー次回は泊まりでリベンジだ!(でも初アウフグースはなかなかよかった)

熊本空港にて。ロードトリップ中に買っていた地ビールと、空港で買った「赤牛の串焼き」で小腹を満たす。イイ感じにすこしだけ酔っ払って、お土産コーナーをうろうろして試食をさせてもらい(あやうくあれこれ買いそうになる。日本のもの何でも美味しすぎません?)ドツボにハマるまえに飛行機に乗る。羽田まで一時間半、ずっと寝てました。
羽田空港で夕食にする。私は蕎麦・あなご天丼セット、オットは蕎麦・かつ丼セット。羽田のレストラン、とても美味しい上に普通のレストラン値段ですごいな。海外だと空港内外ともにえらく高いよ。嬉しい反面、我が故郷日本のことが心配になる。

羽田で夕食を済ませ、義実家に帰宅したのが夜9時。へとへと。

Day16、最終日。
翌日の夕方便で帰米の私は結構ばたばたになったけれど、ちょっと早めに空港に向かい、第3ターミナルそばの泉天空の湯・羽田空港にて最後の温泉+サウナ+岩盤浴。(ここも宿泊して使うほうが絶対イイ。)
時間はそんなになかったのでサウナ飯とか風呂上がりビール、とはならなかったのも残念 笑

でも直前に風呂を使ったおかげだろうか、帰りの飛行機でぐっすり眠れた。これは奇蹟!長時間フライトを使う方ならわかるだろう、「飛行機の中で眠れるのとそうでないのと、体力の削られ方が全く違う」ってこと。

泉天空の湯で「空港直結」だからこそのSPA PLANがもうすぐ出るらしい。ええ、1日も早く、ぜひ始動させてください。長時間フライトがぐっすり眠れるオマケ付きのSPA PLAN、大歓迎です〜!!

ソルトレイクバレーに戻ってきた。

さてさて、無事に帰宅したけれどこれを書いている今、まだひどい時差ボケに苦しんでいる(東向きに飛ぶとなんでこんなに時差ボケがひどいのか)。まぁ家族が揃うのはまだ先なのでいいんだけど。すぐ眠くなるのでしばらく放って置かれた(いや、猫シッターはお願いしてたけど)猫たちがすぐ嬉しそうにやってくる。

久し振りに日本の家族とゆっくり過ごした。
これから日本に帰ることになるか、いつになるか、とか、全くまだわからないのだけれど、オットと「日本はやっぱりいいなぁ、すごいなぁ」と再確認してきた感じ。

最近強く思う事なのだけども。どの国に住んでいたって良い面も悪い面もある。結局自分がどう在りたくてどういう姿勢でその社会のルールに対処して心地よくいるか、なんじゃないかと思う。そして住む国のシステムを全部信じるんじゃなく自分で出来る対処や予防を考えて生きて行くしかないんじゃないかな。

今回の滞在時間の中で、私自身がそこに戻ったらどう在りたいかをかなり考えてきたけれど、まだまだ結論には程遠い。どんなことを求めてもいいんだけど手放したくないものというのもちゃんとある。猫と暮らす毎日とかね。

日々年をとっていく。家族も年齢を重ねて行く。父は90歳目前だし、家族との物理的距離は ときに心の平穏ももたらすけれど心配事も増やす。
どれを選んでどれを諦めるか、結構本気モードで考え始めた二週間ちょっとだった。来年、再来年にこれらの写真を、私はどんな気持ちで見るのかな。怖いようでもあり楽しみでもある。

2024年の一時帰国記録まとめ


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たなかともこ@ツレヅレビト
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