天草方面探訪紀〜日本2024(10)
Day15、この日は夕方の便で東京に戻ります。
ホテルはもちろん朝サウナを使って(はい、貸し切りでした私)、前日コンビニで買ってきたもので朝ご飯。
熊本市内は少し歩けたので、この日は「天草地方」に行ってみることに。だってだって、海の幸、ですよ?!
道はほぼ一本道の国道なのだけど、「パールライン」と呼ばれる橋をわたっていくつかの島をあるく道があります。
この道の駅の西側に「古代船 海王」があったのですが、屋根がかけてあるだけで「なんだろう?」という感じ・・・で、あとで調べて「うわぁ、せめて看板ひとつでもあったら・・・」と思いました。6〜7世紀に大和政権の大王の柩に使用されていたという宇土の馬門石を、当時どのようにして運んだのかという古代船復元しての実験が2005年に行われた、その船だったようです。興味深いじゃないですか。ロマンたっぷり・・・・
勿体ないと思うんですよね。せっかく航海実験もしたのに。
こんなロマンたっぷりなことやったんだよ、大和朝廷のころこのエリアはこんな風に国とかかわったんだよ、って示してくれていたら。
さて、この道の駅の少し手前に写真ポイントがあったのでちょっと戻ってみました。有明海の干潟が美しく撮れるスポット。車でないひとは三角線の網田駅から徒歩らしいですが、ちょっと歩くかな?
この日は薄曇り・・・ときどき日が差したり陰ったり。追い越し禁止の片側一車線道路なので、のんびり進む(しかない)道です。でも道沿いに(あまり知らしめる看板とかがないですが)古墳があったり、三角町のあたりは大正期の建物を上手く保存したすてきな街並みが残っていて、頑張って宣伝して欲しいなぁと思いました。
私達は通り過ぎてしまったんですが・・・
さて、宇土半島の端・三角町あたりからは天草の島々が目の前に見えてきます。宇土半島から天草五橋を通るのがいわゆる「パールライン」、シーニックドライブを楽しめるところ(この日の私達の目的ともいう)。
橋を渡り、大矢野島(という名前だと、今知った 笑)を進んで行くと「道の駅 上天草 さんぱーる」と、その道の反対側に「天草四郎ミュージアム」が出てきます。この時点で11時、きっとそろそろ道の駅のレストランも開店時間でしょう。
そうそう、ここで売られている野菜や果物、どれもぴっかぴか!果物は試食が出ていて、いくつか食べてみましたがその味の濃さ、深さにびっくり。荷物が少なかったら(そしてこの日飛行機にのるんじゃなかったら)買って帰りたかった・・・
さすがは温暖な気候で海産物だけではなく農産物も美味しいという天草地方。
1日限定10食のさんぱーる定食も選べたけれど、「これで揚げ物入ったらもう動けなくなる・・・」と諦めたのでした。笑 ちなみにここのメニューはこちら(2024年12月現在)
日本、美味しすぎるし安すぎます・・・
サウナー憧れ(?)の湯らっくすについたのに、飛行機に乗る時間を逆算するとなんと一時間も滞在出来ない!!!
仕方ない・・・と、お風呂+サウナ1セットのみで諦めた私達。くそーーー次回は泊まりでリベンジだ!(でも初アウフグースはなかなかよかった)
羽田で夕食を済ませ、義実家に帰宅したのが夜9時。へとへと。
Day16、最終日。
翌日の夕方便で帰米の私は結構ばたばたになったけれど、ちょっと早めに空港に向かい、第3ターミナルそばの泉天空の湯・羽田空港にて最後の温泉+サウナ+岩盤浴。(ここも宿泊して使うほうが絶対イイ。)
時間はそんなになかったのでサウナ飯とか風呂上がりビール、とはならなかったのも残念 笑
でも直前に風呂を使ったおかげだろうか、帰りの飛行機でぐっすり眠れた。これは奇蹟!長時間フライトを使う方ならわかるだろう、「飛行機の中で眠れるのとそうでないのと、体力の削られ方が全く違う」ってこと。
さてさて、無事に帰宅したけれどこれを書いている今、まだひどい時差ボケに苦しんでいる(東向きに飛ぶとなんでこんなに時差ボケがひどいのか)。まぁ家族が揃うのはまだ先なのでいいんだけど。すぐ眠くなるのでしばらく放って置かれた(いや、猫シッターはお願いしてたけど)猫たちがすぐ嬉しそうにやってくる。
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久し振りに日本の家族とゆっくり過ごした。
これから日本に帰ることになるか、いつになるか、とか、全くまだわからないのだけれど、オットと「日本はやっぱりいいなぁ、すごいなぁ」と再確認してきた感じ。
最近強く思う事なのだけども。どの国に住んでいたって良い面も悪い面もある。結局自分がどう在りたくてどういう姿勢でその社会のルールに対処して心地よくいるか、なんじゃないかと思う。そして住む国のシステムを全部信じるんじゃなく自分で出来る対処や予防を考えて生きて行くしかないんじゃないかな。
今回の滞在時間の中で、私自身がそこに戻ったらどう在りたいかをかなり考えてきたけれど、まだまだ結論には程遠い。どんなことを求めてもいいんだけど手放したくないものというのもちゃんとある。猫と暮らす毎日とかね。
日々年をとっていく。家族も年齢を重ねて行く。父は90歳目前だし、家族との物理的距離は ときに心の平穏ももたらすけれど心配事も増やす。
どれを選んでどれを諦めるか、結構本気モードで考え始めた二週間ちょっとだった。来年、再来年にこれらの写真を、私はどんな気持ちで見るのかな。怖いようでもあり楽しみでもある。
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2024年の一時帰国記録まとめ