見出し画像

自宅サウナの(ひとまずの)完成形と、これからの暮らし方のこと

新手の健康ブームともいえるコールドプランジのことを書いたけれど、私がそれを真面目に考え情報収集し(久し振りに)世界トップとされる本気の論文を読んだりしたのは やっぱり自宅サウナのためでした。

サウナは単に旅行先での出会いから「よく分からないけど気持ちいい!またやりたい!」というハマり方をしたのですが、コールドプランジはそれとは別に医学的にとても興味深い身体事象をおこすらしい、と別のハマり方(というか強い興味をもった)をしたというわけです。

こちらの記事で我が家のチラーChiller(文字通り冷やすChillもの)が$1000という高価なものだった、と書きましたが、これ、調べた中では一番安価だったんですよ。熱エネルギーは引き算がとても難しい話も書きましたが、多分Chillerはテクノロジー(と恐らく値段を下げられない原材料)必須なものだから、そうそう値段は落ちないのでしょうね。

それでもアメリカで大流行なCold plunger(コールドプランジをするもの)、とうとうアメリカのCostcoでもアイスプランジとして売り始めました。ただし「チラーをつけられないもの」です。(つまり子供プールの大きい版)

でも実際使っている私としては、排水のしにくさ、チラーを取り付けられない構造など、それで$200は高いんじゃないの、って感じです。
もしもコールドプランジを考えていらっしゃる方がいたら、「メンテナンスなどを考えるとチラーがつけられて、かつ排水(と掃除)のしやすいもの」を選んだ方がいい、とお伝えしたい。

アメリカで今出回っているもので「性能」「値段(ちょっと頑張れば買える?な値段)」「デザイン」「簡便性(アメリカの電圧ではあるけれど「そのまま」コンセントを使えばいい、というもの)」を踏まえたレビューがたくさん出ています。その中で評価も高く(恐らく)一番売れているのはこちら。

"Plunge(プランジ)" 2年くらい前からこのデザインで(チラーはもうちょっとゴツかったが)$5000でバカ売れしていたらしい。

$5000・・・1ドル100円で計算したって50万円。でもコールドプランジって先日まで「大体$5000、ちょっとイイやつ(カッコ良いやつ)を買おうとしたら$10000(100万円。。。)超える」という相場だったから、その中では皆さん、うーんうーん言いながら「でもこれかなぁ」だったんでしょう。

くどいけど私は安さで探したのでコールドプランジの浴槽そのものは$120、チラー$1000、周辺アクセサリーで$300、という感じ。

そうしたら!「カッコ良さ重視」だったPlungeの会社からもいろんな「安価バージョン」が出てました。たった今気付いた。

Pop-Upというのが我が家のやつに限りなく近いけど、でもやっぱりまだ高いな・・・

ちなみにどうでもいい周辺情報ですが、Plungeは前記事で出たビッグ・ユーチューバーのヒューバーマン先生「公認」、我が家が使っているThe Pod Companyは「アイスマン」ヴィム・ホフさん公認らしい 大笑

今 この記事を書くためにそれぞれの会社のウェブサイトを確認したら

値段がものすごく落ちてきているのですよ!

ビックリです。私が最後の製品(と値段)本気リサーチをしたのは9月頭。たった一ヶ月ですよ?!
少なくとも上記2社はそこからさらに新しいアイテムを出したり値段を下げたり(Plungeのほうは一部新製品は上げたり)している。
きっと米国のコールドプランジ業界、想像以上にヒートアップしてるのね・・・

日本でも「コールドプランジ」という言葉やそれを設置する業者さんなんかをぽつぽつと見かけるようになりましたが、円安に加え輸出・運送・知名度のなさでまだまだ高価なんだろうなぁ。(こういうのを作る会社を日本でつくるなら今?かもしれない 大笑)


自宅サウナあたりから故郷日本の未来をぼんやり考える

さて、そんなこんなで「サウナ(サウナテント+薪ストーブ)」「手入れの比較的簡単な水風呂」「ととのい椅子(日本で人気とかいうゼロ・グラビティ・・・はないけどよく似た安いものを購入)」ついでに■マゾンで「使い捨て水着」を買って、幸せに毎日サウナ生活をしています。

カッコいい木製のサウナを庭に置いたらそれはそれで幸せだろうけど・・・基本思考が小市民なのでそれを買って設置することは出来ませんでした。数年うちの米国外への引っ越しも考えてるから「無駄」と子供達に叱られるしね。


私達夫婦はあんまり「定住」とか考えてないので「移動させられるサウナテントとその他一式」はちょうど良い「自宅サウナ」選択だったと思います。

ここから「次に住む所」のことを考え始めるわけですが、次に(日本に)引っ越しするなら借家でいいし(いや違うか、借家がいい)都会にはもう興味のない年齢になりました。どこに住む、とかどんな暮らしをする、とか、仕事をどうする、とか、まだまだ決められていないことが多すぎるのだけれど、最近夫婦で趣味になった「サウナ生活」は今のところ手放したくないです。
そうなると「田舎暮らし必須」なのだけれど(薪ストーブの煙・・・ね・・・・)、それとは別の観点で日本は本気で都会に集中した人口をもっと地方に分散させていかないと「国が老衰で死んじゃう」とも思っています。

地方再生というのはどんどん大きくなる社会課題だと思う。でも同時にそれは生産年齢人口がどんどん減る日本には大問題って言うだけではなく、国を素敵に生き返らせる「光明」にもなるはず。
コロナ禍ダメージは世界中にまだ残っている感じがあるけれど、同時に私達はリモートでもなんとかなることもある、と学んだのだから。モビリティだっていろんな手段を考えられるようになってきているのだし。

先日 実は夫婦でスイス旅行に行ってきました。そこで見たものは多分日本がたくさん学んで見習うべきことがあるであろう社会でした。都市はおおきな都会だけど大きすぎない。むしろ周辺の小さな町・・・いや村が魅力的に元気。もちろんたった1週間かそこらで受けたインプレッションなのでスイス在住の方に言わせたら「そもそもいろいろ分かっていなさすぎるよ」とお叱りをうけそうですがね。

自分たちが「リタイア年齢」に近づいて来て、そのときどういう場所でどんな生活をしたいか、と思ったら、趣味を手放さず、でも日本らしさを享受できるところがいいなぁと思うわけです。その理想の形を幸い訪問先で目にした、という。だけどこういう気持ち、きっと多くのひとが持ってるんじゃないかな・・・だとしたら、愛する日本をすこし元気にするアイディアのもとになるんじゃないかな、なーんて。


おまけ。話は大きく飛躍しますが、こんなマンガ、ご存知でしょうか。

スイスにいく前後でタイムリーに「地方再生」のあたりも読みまして、全くその通り〜!と頷きまくったのでオススメしておきます。絵もきれい♡だしどのストーリーも面白い上に学び、大きいですよ。




サポート戴けるのはすっごくうれしいです。自分の「書くこと」を磨く励みにします。また、私からも他の素敵な作品へのサポートとして還元させてまいります。