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タイルだけではない色合わせにちょっとビックリする王宮〜ポルトガル家族旅(8)

この日からレンタカーでポルトガル北部の街ポルトまで移動です。この日は離宮のある「シントラ」という街を訪れ、ロカ岬に立ち寄ったあと、宿泊地になるオビドスに向かいます。南部のカシュカイシュという湊町は立ち寄ったのではなく(立ち寄るなら一泊は必要)、Googleマップで最短ルートをだしたらこうなったまで・・・

シントラはリスボンからのデイトリップで人気。ロカ岬は「ここに陸終わり海始まる」の、ユーラシア大陸最西端。オビドスは
朝イチで車をピックアップする予定だったのだけれどなぜかめっちゃ待たされて、結局シントラの街につくのが1時間近く遅れた(T_T)
街自体が世界遺産になっているシントラは古い街なので、駅側の公共駐車場に停めてUber移動。これはVinca Minorかな、気候にあってるんでしょう、とても元気そうに育ってました。
シントラの「天空の城」ペーナ宮の入り口までUberに行ってもらいました。ここから入り口の門まで15-20分は歩きます。あああああ(T_T) 9時半の宮殿内ツアー予約してたのに、レンタカー会社での時間ロスでこの時点で9:45。予約ウィンドウはきっちり30分なので、多分あの予約はもうだめだ・・・
大分坂道を登ってやっと、やっとカラフルなお城が見えてきました。
ペーナ宮殿です。7~8世紀、イベリア半島をイスラム教徒のムーア人が占領し、城を建設。1147年、初代ポルトガル王アルフォンソ1世が、ムーア人からシントラを奪還したことでポルトガル王国に併合され今に至ります。ジョアン1世が夏の離宮として建てた王宮、イスラム・ゴシック・マヌエル・ルネサンスなどの様々な建築様式で造られた、おもちゃを思わせるぺーナ宮殿は特に有名。
何故この色?!ですが、ポルトガル女王マリア2世と結婚したドイツのフェルナンド2世が、廃墟だった修道院を直すためにドイツから技師を呼び寄せたのだとか。
カルロス1世の王妃アメリアはこの宮殿がお気に入りでほとんどの時間をここですごしたんだそうです。
なんというか、いろんな様式が混ざった建物・・・あ、ここは城の正面の門ですが。
タイルはポルトガルっぽい。
この色合わせ、なかなか思いつかないと思う・・・
時間に遅れて入れませんでしたが、ちゃんと予約をとれば中も見ることができます。
椰子の木がまた、エキゾチック・・・
リスボンにあったくちばしの家みたい。
高所恐怖症の私には、門の上に行こうなんて気持ちがわかりません・・・
ファサードを飾るのは海の守護神トリトン。
裏庭より。
し、しかし・・・・派手だな!
眺めはかなりいいです。向こうにみえるのは大西洋。
タイルのデザインが秀逸。
思わずため息が。どれだけの財力なんだろう。
あれはムーアの城壁。1147年にアフォンソ・エンリケ王によって落城された城のあと。作られたのは7-8世紀というからかなり古い。(観光名所ですが、行きませんでした)
ディズニーランドとかにありそう・・・・笑
庭〜外観だけでしたが、結構見応えもあった。時間配分的にちょうど良かったかも(←負け惜しみです)
さて、ペーナ宮をあとにして(再びUberで)シントラ・ヴィラ(旧市街)へ。そろそろお昼で、観光客がレストランを探し始めてます。
こちら、王宮です。もともとはイスラム教徒が残した建物。ポルトガル王室の夏の離宮だったそうです。
シントラの街の中もきれいに保存されています。

リスボンから30kmも離れていない山の中に、王宮や素晴らしい豪邸(貴族の別荘だとか)が沢山並んでいます。街もこぢんまりと可愛いですが、城や豪邸をみるのがお好きな人は時間をたっぷりとったほうがイイと思います。

つづいて王宮のなか・・・ここも素晴らしかった。(つづきます)




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たなかともこ@ツレヅレビト
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