道具ってやる気まで左右する。
あと3週間あまりで出来るところの庭の改造をやってから日本に行こうと思っている。今年最大の課題は 庭にボードウォーク状の通路をつくること。
これまでペイバーと呼ばれる重たい石を敷いた道(↑こんなの)やペイビングエリアなんかをひとりで5箇所以上作ったりはしてきた。でもこれ、すっごい重労働で一箇所つくるとその後半年以上ゼイゼイしてるくらい(それはウソだが)。今はその苦労を大分減らす軽い製品も出てきたみたいだけど、それでも下地作りのために重いタンパーと呼ばれる地面を均すものを1日中打ち込んだり、一枚一枚がめっちゃ重いペイバーを移動させたり、ほんとに一人でやるのはとんでもなく大変。(今までよくやったと思う・・・)
なので石やコンクリートを使わないのを考えている。「木の板を使うボードウォークにしよう!」と。
先日その基礎が届いた。
え、なに?ですよね。
これで地面からほんの少し浮くので、スプリンクラーの水や雨などで木が傷むのを軽減できる。なにより市からの「建築許可」がいらない。
さて、これをつくるにあたってどうしてもパワーツールが必要で。でも道具って力を求めると重すぎて私には使えない。以前ごくごく小さなパワードリルを持っていたが、それは子供にあげちゃったんでもう少し力のある、でも私でも操作できる大きさの、準プロ用のを買った。
ボードウォークの材料も今計算中で、うちにはトラックなどがないのでデリバリーしてもらう予定。
さて、そのボードウォーク材料が届く前に私が新しいパワーツールになれないといけない。
ちょうど虫に幹をやられた花木があって、プロを呼んで切り倒してもらおうかとおもっていたのだけれど、どうもまだ生きている部分が多い。
でも死んだ部分をそのままにしておくと、そこからまた病気になりかねない。
最初は高枝伐り(右下のオレンジの棒)を使おうとしたけれど、死んでしまった木の幹ってめっちゃくちゃ硬くてなかなか切れない。なので、良い機会だとばかりにパワーツールの中にあった「レシプロソー(鋸歯が前後に振動するので力が余り要らないノコギリ)」を使ってみた。(危ないのでゴーグル、手袋、帽子にしっかりしたブーツは絶対、もちろん長袖基本です)
さて、レシプロソー。ちょっと重めだけど枝を切り落とす間くらいなら平気、大分痛んだ部分は切り落とせた。グリーン用ゴミ箱(緑色のゴミボックスは360リットルくらい入ります)がぎゅうぎゅう。
ついでなのでシェッド(ドアの開いている物置)の修理も。
これも力のあるドリルをつかうのでスイスイと。まじか、なんだこの楽ちんさは。素材によってはネジひとつ締めるのも結構力が要ったりして、そんなわけで数年放置してたんだよね。
ついでなのでもうひとつ使ってみよう。
これは23ゲージというとても細い釘しか使えないけれど、ずっと欲しかった「ピン・ネイラー(ネイルガンとかブラッドネイラーとか呼ばれる)」。1.6kgは軽くないけどまぁ、片手でホールドできないわけじゃない。
プロが使うものは大きく重く、時にエアコンプレッサー(空気圧縮機)も使わないといけない。でも重さ重視で買ったツールと同じバッテリーを使うコードレスで これはかなり小さい。
ここ7-8年、↓キッチンのアイランドの化粧板角とかが外れて困っていたのだ。↓
で、ネイラーを準備して、この溝を隠す(別に取ってある)部分を引っ張り出してきた。ばちんばちん、と2箇所止めただけで 数年悩んでいた「何を使ってもくっつけられない」部品が固定された。
拡大しているのでしっかりみえるけれど、天板の下だからほっとんど見えません。すごい〜〜本気で感動しました。もっと早く買って直しておけばよかった・・・
コレに使ったのは2cm弱の釘。4cm弱のネイルでボードウォーク基礎の仮止めをしようと。それでも一人でなんとかしようというDIYには心強い味方。
*
ほんとに道具って大事・・・料理なら今はいろんな道具が必要な事もわかるけれど、全く無知なDIYの世界では「それ、ホントに私が持たないとダメな道具?」って思ってた。でもねぇ、郷に入ればなんとやら、ここはDIYの国ですから。自分で出来ることはやってみたほうがいい。沢山の解説動画もあるしね。
手で作ることが結構楽しい、と思えてきたことが自分でもビックリで、同時に嬉しいと思っている。どうせなら新しい趣味にできたらオモシロイかも、なんて。