ワインカントリー歩き:St. Helenaにて。Beringer Vineyards 43 たなかともこ@ツレヅレビト 2021年12月28日 00:50 さて、前回の記事の続き。(https://note.com/moimoko/n/n296b7dd04772)北カリフォルニアの旅です。ヨントビルからさらに車で20分ほど北上、St. Helenaという小さな街にあるBeringerというワイナリーに来ました。午後に予約していたのはここです。15年以上前に日本でこちらのワインを初めて飲んで、いつか行ってみたいといっていた場所。 ここはエリアの中でも歴史のあるところ、この建物の裏は本来「崖地」で、そこに横穴を掘りワインの熟成や保管に使っていました。 ショップ(真ん中のところ)の横には小さなバーカウンターもあり、そこでもテイスティングができます(要予約)。が、今回は(どうせ午前中で酔っ払っているだろうと踏んで)このワイナリーの建物や庭園をセルフガイドツアーで回るというプログラムを選んでました(安いし。)。赤・白いずれかのワイン一杯がつきます。そのグラス(のカタチをしたプラスチックカップ 笑)を舐め舐め、中を散策。 こんなかんじでセルフガイドツアーの音声や説明文にアクセス出来ます。ワイナリー内のWiFiにも繋げさせて貰えるので安心。 ベリンジャー兄弟が最初に建てた建物、これから中に入りますが上に書いたようにワイン倉になる横穴がこの奥にはあります。 こんなオークの樽をつかってましたよ、という展示。もちろんリタイアした樽で、ここからは飲めません。 大きな樽たちもクリスマス仕様のおめかし。 写真で明るく写ってますが、実際はかなり暗くて(もっと照明ください、ここの管理のかた。)ちょっとこわいくらい。この日は霧雨が降る寒い日でしたが、このcaveのなかは比較的温かい。ワイン倉にする理由ですね。 ところどころに、昔のワイン瓶の保存の仕方の展示とか。 これは何に使ってた機械でしょうか・・・すぐ横に説明パネルがありましたが老眼のため(大笑)暗いところで文字を読むのは辛いので写真だけにしました。 ツリーもかざってありました。どうせならキャンドルもつけてほしいなぁ・・・ ところどころに、こういう保存棚をしつらえたテーブルセットがおかれた小部屋が。エチケット(ラベル)を貼ったりしていたんでしょうか。 昔のものが沢山保存された形で展示されてます。 クリスマス仕様のデコレーション、ワイン倉になんか合いますね。 広大な庭の一部に、このツアー客なんかが実際見ることの出来るように葡萄畑のサンプル?があります。あちこちにテーブルと椅子があるのは、きっと夏や秋はここで寛ぐお客さんも多いということでしょうか。 それにしても庭が!スゴイのです。こんな色味のない時期であってもおかしくない12月なのに、ちゃんと風景が寂しくならないような植栽。プロはすごい。 葡萄の葉っぱ。美しく紅葉するんですね。葡萄畑は12月頭では殆どのところがすでに秋の剪定が終えられていて、こんな色をするんだ、というのは時々しか見られません。 イチゴが花を咲かせて、いくつか小さな実もついてました。 ローズマリーのはな?だったのかな。この色!!!大好きなのです。 イタリアンガーデンとかフレンチガーデンとかでいつも思うけれど刈り込みがスゴイ。シザーハンドをまた見たくなる(←違) Beringerの歴史を刻んだ噴水と中央の壺(?)。小雨がぱらつく寒い日だったので人が少なかったのですが、なんというか、このワイナリーを支えてきた沢山の人々のプライドみたいな物を感じます。 薔薇。虫が付きやすい薔薇を葡萄畑の周りに植えて虫対策をする(薔薇についた虫を確認して必要な薬剤などを使う)のはこのエリアでは普通みたい。 レンギョウみたいだけど赤いからちがうんだよね、なんだろう。とてもこの一角を明るくする花木でした。 ゲストをお迎えする建物の前にはあじさいが。そろそろ寒くなってきているので、ドライフラワー状になる前に刈り取られるのでしょうが、もの悲しい感じが素敵でした。 こ、こんな大きな多肉植物まで!庭園は草木を愛でるという楽しみだけでも1時間以上ゆっくりできます。 一重の薔薇とか、こういう薔薇もとても好きです。 至る所にベンチや椅子がしつらえられ、パーゴラ(日除けになるもの)には葡萄が絡ませてあって。そりゃ手入れも大変だろうけど、豊かさを感じますね。 柿!カリフォルニアでは時々柿の木を見ました。実際ワインとペアリングで出すところもあるのだそう。 いいなと思ったら応援しよう! サポート戴けるのはすっごくうれしいです。自分の「書くこと」を磨く励みにします。また、私からも他の素敵な作品へのサポートとして還元させてまいります。 チップで応援する #旅行 #庭園 #ワイナリー #ベリンジャー #Beringer 43