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K-Popアイドル楽しいぞ

世の中は知らないことが沢山ある。自分の知ってきたことだけでつまらないなーなんて言っていたら勿体ない。
どっちにしても続かないことを嘆いてきた人生なんだ、そのまま興味を持つことを続けていこう。と開き直ったら思いがけないものが私の世界に転がり込んできた。

K-popが我が家にやってきた

世の中でK-popグループが取り沙汰されてしばらくになる。うちの子も数年前にハマっていた(女性グループが主)、周りでも、同年代の人でもそういったグループを大好きだと話をする人達がいた。
そんなわけで彼ら、彼女らの音楽を聞いてもみた。悪くはなかったけど、聴き続けたいとはならなかった。

去年、娘の寮の同室の子が韓国系アメリカ人で、娘と色々日本と韓国の音楽を教え合ったりしていたらしい。娘の聴いている音楽リストに彼女から教わったという曲があった。いわゆる「アガる」曲。眠くなる運転中にイイ。これが最初。

数ヶ月後、娘のプレイリストに彼らの曲がたくさん入るようになった。娘が聴きながら歌っているのだが、聞き取れず「英語?」と聞いたら韓国語と英語だよと。「韓国語はわからないのに発音完璧で歌うよね」と同室の子には笑われているらしい。
そのグループがSeventeenだった。
メンバーは13人、なんでそんなに多いんだ、と最初は笑った。

やっぱり今時は聞き流すYoutubeがハマりやすい根源かも

そのうち娘の横でYoutubeを見ていることが増えた。聴いても見ても楽しめるグループだった上に、アイドルかと思いきや素の男の子たちのバカさ加減を積極的に表に出してもいる。いや、もう男の子という年齢じゃないのだけれど、それでも少年ぽさをガンガンに出してくる、これはやばい。ギャップ萌えするやつ。
そして舞台ではビジュアル系であることを忘れない。大昔、吉川晃司のカッコ良さにやられた頃を思い出す(いや、今もかっこいいけど)。Seventeenには中世的な色っぽさもある。

とにかく、だ。色々気になる要素はあるグループだった。

そこに名前の由来となる(13人のメンバー+3つのチーム+1つのグループ)ユニットでのMVを立て続けに見てやられた。単なるアイドルじゃなかった。「ヴォーカルチーム」「パフォーマンスチーム」「ヒップホップチーム」は伊達ではなかった。

自分でも驚いたのがヒップホップに対する私自身の変化。
ヒップホップなるもの、嫌いじゃないが、音楽的に好きになれない場合が結構あって(歌詞よりメロディーライン大事な人です)食わず嫌いなのだが、いや、イイじゃんこの人たち。

そしてパフォーマンスユニットの美しさにやられた。これなんてモダンバレエの世界だ↓

大手じゃない所属事務所でみんなが頑張って今に至る(考えると泣ける)

このグループ、ウジ(ヴォーカルチームリーダー)が作詞作曲+プロデューサー、ホシ(パフォーマンスチームリーダー)が振り付けというのが基本らしい。アイドル版地産地消だ(←違います)。

ウジはいろんな要素の音楽を破綻なく一つのメロディに入れていくし、細かなプロデュース指示も素晴らしい(興味あればYoutube見てください、半半音の違いとか発音とか細かいところにも指示が飛んでます)。
それぞれの声質の違いをうまく組み合わせ、一曲の中でも飽きがこない目まぐるしく楽しい感じがある。
ホシの振り付けもめっちゃかっこいいモノからかわいいものまで、すごいな、この歳で・・・って思ってしまう。

一つご紹介したい。グループの自作バラエティ番組があるんだが、これ用の挿入歌・エンディングテーマを作っている動画があって、ヴォーカルチーム+ホシであっという間に曲を作っているのが見られる。きっと普段から一緒に過ごしているのもあり(韓国のこういったグループは寮生活をするものらしい)曲作りの前にお互いのイメージの擦り合わせができているんだろう。

まぁとにかくだ。

個性の強い3チームをあえてその個性が発揮できるように組み合わせる(もちろん全員が歌も踊りも相当やっているが)ことで飽きさせない。それは舞台を見ているようでもあって、↓の私のお気に入りの曲 Home Runは60‘s?っぽさがなんだかレビューを見ているみたいな気分にさせてくれる。
かっこよさ(男の色気)をバシバシ出してくるものもあれば、みょうに可愛い曲もある。楽しい。うん、楽しいのだ。

かっこいいやつ。↓

かわいいやつ。↓

言葉が通じないと世界には出ていけないか

Seventeenは2015年デビューなんだそうだ。以来、たくさんの賞を受賞しているようだ。でも私は知らなかった。アメリカでアジア系の音楽を聴く人からよくきく名前でもない。まだBTSとかTwiceとか(あれ、あれは日本のグループですか?)だろうか。

イイ曲たくさんあるし、MVもいいのにねーエンターテイメントとして良いグループだよね、と私がいうと、娘曰く「英語の曲じゃないからね」と。

確かに彼らは日本向けに日本語の歌詞にした(あるいは初めから日本市場のための)曲をたくさん歌っている。そうやってハードルが下がることも、ある意味真実だろう。

だけど、言葉がわからなかったら売れないんだろうか。

私は中学生の頃洋楽ばっかり聴いていたが、すいません、英語なんてちぃっとも分かんなかったです。ただ曲が好きだったり、声が好きだったり。

で、実はそういう人は多いんじゃないのかなと思う、だってJourneyのセパレートウェイズなんて、歌詞をちゃんと知ってたら2010年日本のF1グランプリに使われただろうか?(しばらくそこで使われる意味を理解しようとしてたけど、結論「なんとなくカッコよかったからなんじゃないか」と思った私の考えは浅かったんだろうか)

そういうのがあったから、「この言語じゃないからダメ」はもうない時代なんじゃないかな、と思っている。私にはヒットする曲の構造なんかはわからないが、良い曲はただ聴いてもいい曲だと思うし、Seventeenみたいにビジュアルとかダンスとか面白さとかのいろんな面を「魅せる」やり方は言語の壁を超えていけるんじゃないかと思う。

とてもDiverseなグループ、Seventeen

今時だなぁ、と思うのだが、Seventeenはある意味国際色豊かだ。チャイナラインとも呼ばれるジュン・The 8(ディエイト)は中国出身、中国語もペラペラだ(当たり前か)。
Vernonバーノンはアメリカ人と韓国人のハーフで英語と韓国語を使うし、Joshuaジョシュアはロサンゼルス出身(ロサンゼルスのダウンタウンには大きなコリアタウンがある。普通に韓国語表示と韓国語が英語と共存している)でこちらも韓国語だけじゃなく英語は普通に使える。
他のメンバーもいろんな言語に触れているらしい。

そういう「違うこと」はただそこにあることと当たり前に受け止めている年代って、ほんとに今の時代の人たちなんだろう。
もう是非とも、どんどん海外に出てほしい。

さて、それほど音楽を聴かない私が3000字を超えるこの文章を書いている時点で「はまってる」ってものなんだろうが、最後にもう一つ言わせてほしい。

美男子はどの時代も正義です。←やっぱりハマる一つの要因!

私はSeventeenのウォヌ(Wonwoo)が超好みです。化粧して色っぽいのもいいけど、ほぼ素でメガネかけてぽやーっとしたのも(メガネ男子好き♪)好き。(ヘッダー画像はgoo✖️leで出てくる彼の画像のスクショです)
ついでに言うと声が!歌う声が!あのちょっと割れたような、Nickelback(というアーティストがいるのだが)みたいな声が好き!
そして毎回娘に呆れられている 大笑

↓ちなみに私の大好きなNickelbackの声、気が向いたら聴いて。


そんなわけで、アイドル?の世界に初めて目覚めました。かなり楽しいので、これからもMVを見続けると思う。韓国語も少しずつやろうかなと思い始めた。
今さらながら、知らない世界を取り入れるって面白いものだと思っている。

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たなかともこ@ツレヅレビト
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