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共感覚って知ってる?

共感覚(きょうかんかく、シナスタジア、英: synesthesia, 羅: synæsthesia)は、ある1つの刺激に対して、通常の感覚だけでなく 異なる種類の感覚も自動的に生じる知覚現象をいう。
(Wikipediaより引用)


恐らく小学1年生くらいの頃に親がキーボードを買った。
その頃に私はピアノを習い始めたので、それを用いて練習をしたり、聴いたことのある曲を弾いて遊んでいたりした。

そのキーボードでは、00~99までの番号に応じて100種類の音を楽しむことが出来た。
ピアノやギターと言った定番の楽器の音や、インベーダーなどの変わり種の音、DTMの時代を先取りしたような電子音などかなり種類が豊富だった。

また、00~99までの番号に応じた楽曲の演奏も楽しむことが出来た。
早めの番号はJPOP(青春アミーゴや恋のマイアヒなどが入っていた。時代……)で、遅めの番号ではクラシック(エリーゼのためにや威風堂々などが代表的と思われる)が入っていた。

キーボードを楽しんでいて数字を眺めていると、数字の奥に、脳裏に、色が見えていた。
その色も単純な「赤」「黒」だけでなく、幼いながらにも明度や彩度が控えめで一言では言い表せないような色味のものが多かった。

私のイメージは幼い時からこんな感じ

また、小学生になると、漢字ドリルなどで文字を大量に書く機会が多くあった。
漢字やひらがな、カタカナの奥にも色が見えた。

不思議ではあったが、特に誰にも話さず幼い時を過ごしていった。
歳をとるにつれだんだんと感覚は薄まってきたが、今でもまだ残っている。

時は過ぎ高校生になり、きっかけは覚えていないがその不思議な感覚の正体が「共感覚」であるということを知った。

父親に「私共感覚ある!」と話すと、調べてくれた記憶がある。
数パーセントの人にある感覚だとか、芸能人でも公表している人がいるだとか、そんな話をしてくれた。

しかし家族や友人からの共感は得られず、私は共感覚仲間を見つけることが出来ずに時を過ごしていた。

数年後、大学生になり、音楽系のサークルに入り、サークルの同期や先輩とTwitterで繋がった。

そこで、共感覚の話題を目にした。
恐らく、ことの発端は主婦の方が、お子さんが計算をしている時に色が見えているらしいという内容だった気がする。

その時期に、サークルの先輩が共感覚があり数字に色のイメージがあるよ〜という旨のツイートをしているのを目にした。

嬉しかった。
自分の知り合いにも共感覚を持つ人が居るんだ、この感覚は自分だけのものじゃないんだと初めて思うことが出来た。

コミュ障なので私もあるんですよ〜みたいなリプライは出来なかったが、いいね位はしていたと思う。

やはり音楽系のコミュニティだと豊かな感性を持っている人が多いのだろうか。
記憶が確かでは無いがもう1人くらい共感覚の持ち主がサークルにいたような気がする。

皆さんは共感覚を持っていますか?
また、共感覚の持ち主の方、数字や文字は何色に見えていますか?
もしよろしければ、コメントで教えてください。

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