まだ子どものままだから・・ The Kings Man
現実逃避が好きで、ずっと子どものままで成長していない大人のために映画を作っているとよく言っていて、そういう人は大勢いると思うけれど、
僕はその中の一人なんだ。
監督・原案・脚本・制作 マシュー・ヴォーン
監督のインタビューでの言葉のフレーズをカットアップしてみる。
マナーが紳士をつくる、ひとに優しく、紳士とはなにか?
英国人がいかに長年にわたって変化しないものかを表しているのかも(笑)
創造性はさらに創造性を刺激するものだ。
楽観的でなければ、状況が良くなることはない。
同様に、創造性というのは、映画を作れば作るほど生まれるものだと思う。
この映画解説を読んで初めて知った言葉が「プリクエル」
[prequel]
1 (文学・映画作品などの)前編.
2 (ある作品の時間的には前の出来事を扱う)続編.
物語の前編。また、ある物語よりも前に起こった出来事を扱う続編。
前日譚 (たん) 。
本作がプリクエルとして画期的なのは、これまでの二作品を繋ぎこの先へとつづく物語としての役割だけではなく、この映画の存在理由を明快にしたことにある。つまり、英国及び英国人賛美の武勇伝的映画ではなく、
歴史をある視点で俯瞰しながら、この映画シリーズが伝えたいことは、
ただひとつ・特定の国家に属する組織の話ではなく、
人類共通の理念である「反戦」がテーマなんだということ。
あるうがった見方をすれば、
もともと野蛮な海賊が人をさんざん殺して欲しいものを力で手に入れ、
そのあげく、名誉とか権威まで欲しくなり、
王侯貴族と平民という都合の良いヒエラルキーを設け、
人に優しく。マナーを守り。決してひとを裏切ってならない。
そんな思想・哲学を発明し、
それを「ジェントルマン」と呼ぶことにしま〜す。
つまり歴史は勝者によって作られるということではないのか。
かなりまわりくどい自虐的反省反戦映画のような気がするのは
きっと私も、
ずっと子どものままで成長していない大人だからだと思います。
それにしても、ラスプーチンのダンスは素晴らしかった。
選曲 ♪怪僧ラスプーチン♪ ロシア美女達のカッコイ!ダンス ボニーM
海賊船・PirateRadio
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