近藤大介


近藤大介氏の「【深圳 男児死亡事件】なぜ事件は起こったのか?背景に根強い反日思想!?それとも…?氷山の一角でしかない!?事件から見える中国の実態とは!?」
を早回しで全部聴いた。今回も興味深かった。
少し前に近藤大介を擁護する記事を書いたので、この放送に対する私の見解も書いておこう。

1)中国政府からの正式報道がなく、リーク情報もないなかで、刺殺が日本人ヘイトに起因するものでなく、加害者の個人的事情(無職)から来たものだとするのは無理がある。殺害現場と加害者の生活圏に関する情報も出ていない。殺害現場が加害者の自宅前であれば、むしゃくしゃして人を殺したという説明も可能であるが、加害者が自分の生活圏を出て、わざわざ殺害現場まで凶器を携行して向かったのであれば、中国共産党による日本人ヘイトキャンペーンに影響を受けた中国人による日本人ヘイト殺人としかいえない。大事なのはこのあたりの情報が出ていないのに(近藤が入手しているとも思わない)、近藤は日本人ヘイト殺人説を回避するという言論活動に出ている(近藤が普段連絡を取り合っている中国共産党側の人間も事件の真相はしらされていないだろう。ただどういう結果になるのが中国にとって得になるのかは承知しているはずだ)。

2)では近藤大介がどうして日本人ヘイトではなく、経済的な困窮による殺人と番組で言いきれたのか。簡単である。日本人ヘイトであったとしても中国共産党政府からそのような真相が出ることはないという確信があるからである。真相が出てこない確信があり、自分の言論人としての活動に傷がつかないとの確信があるからだ。この辺は佐藤優と似たような感じだな(佐藤は常にロシアに庇う。もう情報分析でもなんでもない。佐藤をすごいと思っている者は自分を馬鹿だと思った方が良い。ちなみにその世界の格で言えば、近藤は高級将校で、佐藤は下士官だろう。)

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