また みずほ銀行での問題発生
これはもう基幹システム「みのり」の検証作業を行わなければならないし、「みのり」を捨てることも当然、検討しなければならない。新体制には「みのり」に触るなと、退陣していく坂井から圧力があるだろう。そして、新体制はその圧力を跳ね返せない。なぜなら、みずほの企業風土の中で、出世して、坂井、藤原から選ばれてトップになった人間だから。世話にもなってきているし、腐れ縁も、しがらみもある。
坂井は自分の退陣後に、噛みついてきそうな人間を後継には据えない。退陣不可避となったときに、考えることは、自分より有能な後継者ではなく、自分が権力を失った後に、背後から撃ってこない人間、という基準で後継選びを行ったはずだ。
そうでないと坂井、藤原らには、株主代表訴訟が襲い掛かってくる可能性がある。
「みのり」がどんなに”優れている”としても、それを使う人間の水準にあっていなければ、それは”使えない”システムである。