近藤大介 他
近藤大介氏の話は聞く価値あると思うけどね。長谷川幸洋氏単独の動画であれば観ない、正直いって、、、聴く価値がない。
近藤大介をスパイ、スパイと書き込んでいる人がわんさかいるので、なんでかと思うと奥さんが中国人だから、と。。まあ、奥さんの親族が人質にとられている可能性はあるし、その奥さんとの間に子供がいれば、心情的に中国に寄り添う傾向があることはあるだろうが、それでも近藤さんの話は聴く価値がある。
ご存じの人もいると思うが、「情報人間」は二重スパイになる運命になる。近藤さんが中国政府要人と意見交換をした場合、その高官が率直に習近平政権の問題点を語れば、それに対して近藤さんが考える日本政府の考え、動向は語らざるを得ず(機微情報ではなく、大きな政治動向の話ね)、ある種の二重スパイになる運命になる(例えば、中国側の要人が、一方的に習近平への不満や中国の問題点を日本人に話した場合、外形上、本人は意図していないかもしれないが、この中国要人は日本のスパイとなる。これを避けようと情報人間は、外形上「二重スパイ」となる運命にある)。インテリ同士の意見交換に率直さがなければ信頼関係は築けない。この辺のことは長谷川がすごいと思っているおバカさんたちにはわからないじゃないかな。
楽天証券の加藤嘉一氏だって、中国に自由に出入りしている以上、中国政府から黙認を得ているわけで、中国となんらかのギヴアンドテイクがあると考えるのが自然だろう。それを差し引いても私は加藤氏の話は聴く価値があると思っている。
佐藤優なんかはもう本人もどうしようもないくらいに完全にロシアとそういう状態だろう。
で、今回の近藤さんの話も興味深かった。私もNHKの国際放送で中国の宣伝をした中国人の行動は個人的なものだと思っている。中国政府情報機関に彼が継続的にNHK内部の情報を流していたとは思うが、中国政府情報機関協力者は日本に山ほどいるわけで、彼はその大勢の一人であり、協力者として大きな特典は得ていなかったと思う。
長谷川が考えるように彼が中国情報機関の指示で今回の件を行った場合、中国は何を得たのだろうか。何もないと思うが。少なくともNHKは中国国籍職員を一部の業務から外す方向に動いたとしても、NHK内部の日本共産党党員・シンパ、在日、中国協力者は公然とは反対できなくなるわけだから。
前に書いたようにNHKラジオの国際放送を聴いている人はほぼいない(なので現状のようなNHKの国際放送は必要ない。英語だけでやればよい。)。NHKの花形は政治部、社会部であって、NHK教育テレビ、NHKラジオ(短波、FM、AM)、NHKBSは花形部署に行けなかった人か、NHKで高給をもらいつつ、NHK職員という肩書を最大限生かして(NHKの肩書があれば、地方だと簡単に綺麗な女性と付き合えると自慢された)、他のことで人生を楽しもうという人がいくところだ。
私が孫請けとして非花形部門であるNHKBS、NHK教育テレビの仕事をしていたとき、NHK職員で積極的にああしよう、こうしようという人はいなかった。卒なく仕事をして、あとは苦情がこなければよい、という人たちだった。(彼らが恐れるのは在日、部落、人権屋、特定の業界団体)とにかく、苦情を恐れる、「間違い」を恐れる。お蔵入りもしくは撮り直しになるからね。
NHK職員はNHKエンタープライズ(当時はNHKエンタープライズ21という社名だったような気がする)に仕事を投げて、ほどほどに仕事をしようという人しかいなかった。そしてこのNHK職員はNHKエンタープライズに未来の自分を見る。なぜならNHKエンタープライズは(当時)新卒採用をほぼ行っておらず、高齢NHK職員が流れていく場所だったからだ(未来の自分たちだ)。
長谷川さんは、、話に価値ある情報がない、と思う。彼のアメリカ大統領選挙の分析も、トランプ贔屓が強すぎて、話を聴いてて心地よいと思う人はいるだろうが、何か価値ある情報があったかと言えば、、ない。ウィキペディアの経歴をみると
ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院 (SAIS) で国際公共政策修士 (MIPP)
となっているけど、、どのくらい英語の読み書きができるのかなあ、、と正直疑っています。。
多分、長谷川さんファンの視聴者は、海外の雑誌、新聞を読み解いて、海外要人と意見交換して、、、と想像している人がいるかもしれないですが、、一時期集中的に、長谷川さんが出演されている番組を観てきた私には、それが想像できません。