サザンオールスターズ 「恋の女のストーリー」
季節外れだけど、「海」に続いてこれを。
サザンオールスターズ 「恋の女のストーリー」
1981.07.21 『ステレオ太陽族』
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恋をしてる女のStory
軽やかな一人きりのWhisky
ためらいのしぐさの後で
I've been crying, since you left me
彼の事を想い出せば
ため息が通り過ぎたMorning
ひそやかな秘め事でいいわ
I've been crying, oh since you left me
夏が来るたび 恋のバカンス
彼と逢ったその日から
どこかで抱かれることだけ夢見てる
恋をしてる女のStory
軽やかな一人きりのWhisky
ためらいのしぐさの後で
I've been crying, yeah since you left me
素肌を波に さらしたままで
言葉では云えぬほど
ステキなこのひと時こそ忘れない
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サザンオールスターズの女性視点の曲ではこれも大好き(しかもハチロク好きなのでさらに!)。1981年6月に公開されたアミューズ制作による映画『モーニングムーンは粗雑に』の挿入歌。この映画は桑田佳祐が音楽監督を務めていて、この曲のほかにも「Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)」「栞のテーマ」「朝方ムーンライト」などが、アルバム『ステレオ太陽族』のリリース前に使われてます。また、主演の高城澪はこの曲で歌手デビュー(1981.08.05)。
ハチロクでゆったりと歌われるので、桑田佳祐の歌の上手さを非常に感じることができますね。冒頭のAメロのヴァースは2回出てくるけど、〈ためらいの〉というところの歌い方のちがいを聴いてみてください。いやあ、25歳の桑田佳祐、すごい!!!
ロックファンからはなにかと冷遇(というかほとんど無視か)されているサザンオールスターズだけど、ロック、ポップス、ジャズ、ブルース、歌謡曲といった、ありとあらゆる音楽ジャンルのるつぼであると、僕は思うのです。