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双極性Ⅱ型気分障害コラム(その21)筆者の場合の最新の双極性Ⅱ型の治療

2年前の私の服薬状況を記載しています。
当時は、かなりいい感じにお薬を調整できてたと思っていましたが、今思えば、ブレインフロッグ状態でした。(頭がぼーっと霧がかかった状態。)

今は1年前から全く服薬していません。

服薬しなかったら、頭がすっきりしています。

記憶力や理解力が劣化していたのは年のせいかと思っていましたが、服薬していたせい??と思うくらい現在は頭が回ります。

社長業をしていても、30歳位の時の理解力と知力と決断力、精神力がある状態になっていると感じるくらいです。

この20年はなんだったのか?と思うくらいです。

服薬とアルコール、カフェインを控えているせいないなのか?
なんなのか?

これは、自分が自分でないと認識できた不思議な体験をしてからの状態です。

うつ病が治らないと思っていた。でも双極性Ⅱ型だとわかったら良くなった!!: 双極性Ⅱ型気分障害は、この治療で良くなります! | もいちゃん | Kindle本 | Kindleストア | Amazon からの抜粋です。

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(その21)筆者の場合の最新の双極性Ⅱ型の治療
 
現在の筆者の服薬しているお薬は以下の通りです。
 
ラモトルギン:朝75mg、昼50mg、夜75mg
(その6)に記述の気分安定薬になります。
これが基本のお薬になります。
躁状態とうつ状態の緩和と再発防止に有効なお薬です。
1日の最大量が200mgですので、筆者は最大量を飲んでいます。
 
オランザピン:夜0~1.25mg
(その6)に記述の非定型抗精神病薬になります。
主に躁状態の緩和に効果があります。
また、うつ状態の緩和にも効果があります。
筆者は躁状態が強く不眠などが現れた時は、用量を増やすことがあります。
 
トリンテリックス:夜0~10mg
S‐RIM(セロトニン再取り込み阻害・セロトニン受容体調節)に分類される比較的副作用の少ない新しい抗うつ薬です。
ラモトルギン/オランザピンだけではうつ状態が収まらない時に服薬して気分を持ち上げます。
しかし、持ち上がり方が強くなって躁転しそうに感じたら、減薬もしくは断薬をします。

インデラル:頓服 10mg
本来は脈の乱れ(不整脈)を整えるお薬ですが、(その20)に記述のとおり、状況性および全般性不安(いわゆるあがり症や緊張症)治療薬です。
人前で話す時などに緊張から震えが出ることがあるので予防的に飲んでいます。
精神科のお薬を多用している際は副作用から常に手が震えていました。
その状態で更に緊張する場面になると激しく震えていたので、その当時から処方してもらっています。
 
レグレクト: 1回2錠(666mg)、1日3回毎食後
(その19)に記述の通り、飲酒欲求が強い場合に服薬します。
筆者は3ケ月程度服薬を続けていたら服薬を停止しても飲酒欲求がかなり収まり、仮に飲酒しても酒量が以前の1/2~1/4になり、休肝日も十分に作れるようになったので、本稿執筆段階では服薬していません。
但し、また飲酒欲求が強くでてきたら服薬したいと思っています。
 
また、(その13)体調グラフを毎日つけています。
その数値を見ながら客観的に自分の気分の波の状態を把握して、うつ状態が強くなったらトリンテリックスを増量して、逆に躁状態が強くなったらトリンテリックス減薬もしくは断薬します。
それでも躁状態が収まらず不眠などの症状がみられたらオランザピンを増量します。
 
(その9)の睡眠薬は (その11)に記述の通り躁状態の不眠にはあまり効果がなく、それでも寝ようとすると多量服薬しないといけませんでした。
寝付けない状態で睡眠薬を多量服薬していると日中でも酩酊状態がでてふらつき、顔つきも周囲から変に見えていたようです。

躁状態の不眠には(その6)に記述の非定型抗精神病薬には効果があることを自分自身が理解できたので、現在は睡眠薬は飲んでいません。

双極性障害のうつ状態時は生命エネルギーが枯渇している状態ですから体は休息を欲しています。
この為、逆に過眠になりますので基本的に睡眠薬は不要です。

 ここ数年かけて(その17)のようにベンゾジアゼピン系のお薬を断薬しました。
ベンゾジアゼピン系のお薬は身体/精神依存があり、量が減ると焦燥感や震えがでて社会生活に支障がでていました。
このお薬の効果は強いですが副作用が大きいのでお薦めしません。

(その6)気分安定薬であるリーマスを10年来服薬していましたが、ここ1,2年で断薬して代わりにラモトルギンに置き変えました。
過去の経緯を振り返るとリーマスを服薬していた際に手の震えがでていたようです。
現在は特に手の震えはない状態です。
以前はお薬の副作用を抑える為にまた別のお薬を飲んで、6~7種類のお薬を1日20錠以上飲んで、そのような無理な状態で仕事をしていました。
更にストレスから多飲酒もしていましたのでかなり状態が悪化しており、社会生活にかなりの支障がありました。

どのお薬が効いているのか自分でも分からない状態であったのを、生活習慣を立て直し、お酒を控えて、お薬の整理をし、現在の状態までもってきています。

自分の気分の状態を客観的に把握して、適正なお薬を服薬できるようになれば、症状は安定してくるというのが筆者の経験です。

あとは、(その44)に記述の通り、信仰をすることでこころの平穏を維持しています。

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