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今週の日記|ピンで留める
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12月31日 ノートブックとしてのnoteをつくる
2021年、最後の投稿になりました。ここでは、今年の総括とともに、来年のこのnoteの使い方についても書いてみたいと思います。
まず、ひとことで言うと、今年もまた思うように仕事させてもらえない、そんな一年だった気がします。このnoteも、初志貫徹して一年を通して日記を書き続けたわけですが、おかげでいまひとつ変化に乏しい面白味に欠けるものになってしまったのではと個人的には悔いているところです。
もちろん、リアルで人と会うことが困難な時期だからこそ、せめて日記を通して自分たちの活動の現在を知ってもらいたいという意図もありましたが、活動日記としてはあまりに個人的かつ内省的なものになってしまったのではと思っています。
その一方で2021年は、だからこそというべきか、長期戦の構えで腹を括ったそんな一年でもありました。最大の変化は、やはり11月からダブルワークを始めたことでしょう。これにしても、世界はもう元通りにはならないという予測のもと、自分が「Moi」をこの先どのようなものにしていきたいか熟考した末のひとつのアクションでした。
さらに、ダブルワークをはじめることにしたいくつかの理由のひとつには次のようなものもあります。
じつは、在宅で仕事をしていたのはちょうど丸2年なのですが、明らかに以前とくらべて自分の「アンテナ」が錆びついたように感じ、言いようのない危機感をおぼえるようになったのです。自分が見たいものや聞きたいことしか入ってこない、その快適さに裏打ちされた自分の世界観の箱庭化には薄ら寒さすら感じます。
鈍ってしまったアンテナの感度をふたたび取り戻さねば。
たとえノイズのような夾雑物であったとしても、いったん受け入れてから吐き出すというプロセスが、じつは自分にとってはことさら大切であったのだとあらためて理解しました。カフェの仕事にしても、それ以前の仕事にせよ、進むべき道を見いだすためには迷ったり悩んだり、あるいは立ち止まる時間さえもが役立っていたといまならわかります。
そこで2022年のこのnoteは、いま気になっているものやこと、あるいはよくわからないけれどいつか自分にとって役立ちそうだなと思えることを「ピン留め」して、いつでも思い出せるように保存する文字通り「ノートブック」のような場にしたいと思っています。
ここに「ピン留め」されるものやことが、自分だけでなく、それを読んでくださる誰かにとってもちょっとだけ世界の領分を広げてくれる刺激的な「夾雑物」になってくれることを願っています。
2021年、このnoteを読んでくださったすべての方々に心からの感謝を。そして、2022年もよろしくお願い致します。どうぞ穏やかに新しい年をお迎え下さい。
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