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今週の日記|エストニア映画『ユニコーンを追え!』
5月28日 しあわせ担当役員(犬)
フィンランドのお隣り、エストニアの映画『ユニコーンを追え!』を観ました。エストニアには一度行ったことがあるけれど、映画を観るのはこれが初めて。
タイトルの「ユニコーン」とは、創業10年未満にして評価額10億ドル以上の未上場の企業のこと。ベンチャーキャピタルが血眼で探し回っても一角獣なみに見つからない幻のベンチャー企業という意味ですね。
プログラマーとしては「天才」だが経営センスゼロのポンコツ君と、セクハラで離職に追い込まれたやる気カラ回り系女子がタッグを組んで、スタートアップで世界にリベンジを挑む北欧版ドタバタ喜劇(ほんのりビター)。
ストーリーはさておき、エストニア語はやはりフィンランド語とおなじフィン・ウゴル語派ということもあり、共通した単語などがちらほら聞こえてきます。とはいえ、むかし知り合いのフィンランド人に尋ねたところ、なんとくわかる気がするくらいの薄い感じみたいです。
それよりも、文化的な面でやはり共有する部分は多いらしく、イギリスのゲイのベンチャーキャピタルを「サウナ外交」で口説き落とそうとしたり、会社に「しあわせ担当役員」の「犬」がいたりしてフィンランドおたく的にも興味をそそるポイント多数。映像も、コミック風の身軽さでテンポよく見せてくれます。随所に、いまのエストニアという国がもつ「勢い」が感じられました。
現在開催中のEUフィルムデーズ2021のサイトから、登録のみで無料で視聴できます。6月25日まで。ウチにも「しあわせ担当役員」欲しい!!
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