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今週の日記|書くことがないときは恥ずかしかった話を書くといい
1月29日 セルフレジ
バタバタしたというほかは特筆すべきこともない一日。
書くことがないときは、恥ずかしかった話を書くといい。たしか死んだじいちゃんもそう言っていたっけ。ウソですけど。
いま、たいがいの大きめのスーパーにはどこもセルフレジが導入されている。セルフレジの便利なところは「非接触」、ではなくて、個人的には、なんといっても財布にたまった大量の小銭を一気に処理できることにある。
精算のとき、まずはなにも考えずに小銭から放り込む。端数を合わせようとか、そういうみみっちいことはこの際考えない。ありったけだ、ありったけ投入するのだ。あとは不足分を紙幣で支払うだけ。計算はあっちが勝手にやってくれる。
セルフレジでたまった小銭を一掃する習慣が身につけば、パンパンにふくれあがった財布はいったんリセットされ、ポケットに入れてもズボンがずり下がることはなくない。すばらしい。
とはいえ、ひとつだけ気をつけなければいけないことがある。
ある日のこと、その日もなにも考えずにじゃらじゃら小銭を投入口に放り込んでいたのだった。4、5枚ずつザラザラと、だ。
すると、どうしたわけか機械がストップし画面に「係員を呼んで下さい」とのメッセージが現れた。さては、小銭の受け入れ容量がパンクしたか……。
しばらく機械を開け覗き込んでいた店員が、「ああ、コレですねぇ」と言って見せた手のひらの上には、よく観光地などで売られている「お財布の中に入れておくとお金がふえる干支」が。しかも、2個。
平謝りオールナイトロング。
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