出窓レイアウト製作記(22) スライド式複線スラブ軌道
部屋を片付けたら出窓の一角が空いたんで、ここにレイアウトを敷設できないかと突然思い付きました。
といっても鉄道模型は中学生の頃ハマって以来なので半世紀ぶり?
いろいろと調べながらまったりやりたいと思います。
出窓レイアウト製作記第22回
スライド式複線スラブ軌道
前回線路を敷いたとき、スラブ軌道と枕木のスライド線路の並びが気になりました。せっかく地下鉄っぽくスラブ軌道にしたのに、モジュールの接続部分に使うスライド線路は枕木なんで違和感があります。
そこでスライド線路をスラブ軌道に改造することにしました。
youtubeで平井鉄道さんのスライド線路の改造動画を見てスライド線路の構造がよくわかったので、スライド線路をスラブ軌道にも出来るのではないかと思ったんです。平井鉄道さん、感謝(^O^)
これがスライド線路。伸びたり縮んだりして長さを調整できる優れものです。うちのレイアウトの地下鉄部分は複線なので2つ使います。
が、見た目が普通の枕木付き線路で前後の線路と合わないので、これをスラブ軌道風に改造します。
1.スライド線路の改造
まず、分解します。真ん中の踏み板風の板の裏にマイナスドライバーを突っ込んでひねるとペキッと外れます。そうすると左右の線路もスライドさせて抜けます。これで踏み板、左右の線路、中央の連結部に分離できました。
KATOの線路(ユニトラック)は、レールにポッチ(カシメ)を打って、枕木も一部がアウトサート整形のようにレールを押さえていて、枕木から抜けないようになっています。
左右の線路はレールだけ使いたいので、枕木をカッターで削ってレールを抜き出します。
外したレールをよく見るとレールの横より下のほうがでっぱってますね。
このポッチはヤスリで削っておきます。
2.スラブ軌道の改造
まず、線路の両端に付いているジョイナーを外します。これは以前買ったリレーラーに付属のジョイナー外しでペキッとひねると簡単に取れます。
スラブ軌道のレールにもポッチが打たれています。
スラブ軌道は道床(線路)のほうだけ使いたいので、レールのポッチの両横をニッパーで切って、ペンチで引っこ抜きます。
スラブ軌道を裏返すといろいろと出っばってるものがあるので、これをニッパーと彫刻刀で切って、紙やすりでならしておきます。
これでスライド線路の連結部が入るようになりました。
続いてスラブ軌道を糸鋸で切って左右に分断します。
端面も紙やすりでならしておきます。
中央に踏み板用の長穴を開けます。
使う工具はピンバイス、2mmのドリル刃、丸ヤスリ
まず、ドリルでたくさん穴をあけます。
ヤスリで穴をつないでならし、カッターできれいにします。
加工が終わったスラブ軌道に、スライド線路から外したレールを差し込みます。レールの細い方から差し込むとうまくできました。
ポッチを削ってしまったので外れないよう瞬間接着剤でレールを止めておきます。
3.合体
左右のスラブ軌道の間にスライド線路の連結部をはめてみます。
とここで問題発生!
大きくスライドさせるとレールが枕木から外れてしまいます!
この矢印の部分の、左側のレールの先端がこれ以上左に行くと枕木から外れて、段差が出来てしまうことがわかりました。
どうやら道床が厚くてレールの先が下がっているようなので、道床の裏を彫刻刀でグリグリと削いで薄くして、もう一度組み立て。
多少渋いけどちゃんと動くようになりました(^o^)
一番縮めた状態
一番伸ばした状態
最後に踏み板とユニジョイナーをはめて
スライド式複線スラブ軌道の出来上がり!
敷いてみたらこんな感じ。いいんでないかい(^o^)
ここまでの費用 60,108円