田渕由美子さん クロッカス咲いたら
先日本棚の一角の田渕由美子さんの単行本を久しぶりに取り出し、また読んで懐かしくなりました。そこで、田渕由美子さんの作品について、以前まとめた資料も使って、noteでぼちぼちと感想を書いていきたいと思います(あらすじはネタバレなので一番下に置いときます)。ちなみに順不同(けっこう好きな順だったり)。
第5回は、クロッカス咲いたら
偶然の出会いからなんとなく仲良くなるものの、ちょっとした誤解からの一波乱。でも最後には誤解も解けてハッピーエンド。乙女ちっくロマコメの王道です。
冒頭のシーン、いかにもすがすがしい朝という感じがよくでていて、これでもうこのお話のイメージができてます。そのあとのいくつかのエピソードも心地よく、安積邦さんも素敵な美人。
聡介くんに一生懸命謝ろうと頑張って訪ねていくふみちゃんがいいですね。
初出 りぼん 1976年3月号
収録
クロッカス咲いたら(RMC)
フランス窓便り(SG)
全作品集Ⅰ
あらすじ
日曜日、うちの喫茶店をお手伝いするふみちゃん。気持ちのいい朝に思わずお店のドアを開けて
「珈琲でも飲んでいきませんか」
と言ったら目の前に素敵な彼が。 思わず落としてしまったクロッカスの鉢植えのかわりにと、水栽培のクロッカスをプレゼントしてくれた聡介くんと仲良くなったふみちゃんですが、 聡介くんが素敵な女性、安積邦さんと一緒のところを見つけて大ショック! 聡介くんに冷たくしてしまいます。そんな誤解に友達の繭子ちゃんは・・・
田渕由美子さんの作品リスト
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