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Amber Navran / 入院中にApple Music で見つけた曲 /(DTMの)インストゥルメンタルはこの方向だと思う
2泊3日の手術入院期間中、ところどころ「ボソッ」と時間が空いても病棟に入院患者用の wifi が用意されているわけではなく、電波状態は4Gと5Gを行ったり来たりで安定しないので、動画は諦めて Kindle Oasis で本を読んだり、Apple Music を聴いたりしていた。
Apple Music がお薦めする曲は自分にフィットしており、まもなく3ヶ月無料期間が終わるが、契約を続けると思う。
Amazon Music Unlimited契約と内容や楽曲が重なるが仕方ない。
入院中にお薦めをクリックしたら、今の自分にぴったりのアルバムが流れてきた。
Amber Navran『Knock on the Orange Door』
Amber Navranは、LAを拠点に活動するシンガー/プロデューサー/木管楽器奏者。ネオ・ソウル・トリオ、Moonchildのメンバーとしても知られています。
11月15日にはアルバム『Knock on the Orange Door』をリリース!
今作はAmber Navranによるセルフプロデュース作品。アルバムのタイトルは、プロデュースを始めたばかりの頃、オレンジ色のドアのある家に住んでいたことに由来しているそう。
アルバムには、夫のための安っぽいラブソング「More」、友人でもあるミュージシャン Ted Caseのサンプルを使用した「Smile」、過去にAshley Chanelの同曲のリミックスを手掛けたことが制作のきっかけとなった「Sunset」を含む全17曲が収録されます。
全17曲、27分。
短い曲で1分足らず、長くても2分強。
今時のインストゥルメンタル[instrumental]は、この方向だと思う。
多くの人が聞く(DTMの)インストゥルメンタルとは
9月から始めた音楽配信のストリーミング回数は速報値で2千回くらい。
一部ストアの実績も出始めているが、それには速報に載っていないストアもあり、実績値ではそのストアのストリーミング回数が一番多かったりする。なので実際にどれくらい聴かれているのか、未だに分からない。
noteでしかPRしていない素人のアルバムが、ほどほど聴かれている理由はいくつか思いつくが、一番の理由は次だと思う。
1曲の時間が短い
これはアルバムを作り始める時に、意識した。
歌を伴う曲にはストーリーがあり、歌詞でそれを説明するための時間が必要。
一方、楽器音だけのインストゥルメンタル、特にComputer Music (DTM)は、リスナーが楽器のテクニックに聴き惚れるわけではなく、メロディと音色の個性が重要だと思う。
ただし、その曲がどんなに個性的であっても、初めて聞く知らないアーティストの曲を長く聞き続けるほど、現代のリスナーはゆっくりとはしていない。
良い悪いは別として、タイパ(time paformance )が求められる時代。
無名アーティストが5分間の楽曲を作っても、最後まで聞かれる可能性は低く、ミュージックストアのカウントも上がらない。曲を短くした理由は他にもいくつかあるが、それは楽曲制作の方法論になるので別途、記事にしたい。
長年DTMをリリースされている方の楽曲を聴いてみて「技術は凄そうだけど、こんな感じのフレーズでは多くの方に聴いてもらえないのでは?」と思う曲を時々耳にする。
その辺を書き始めると長くなるので、また別の機会に。
MOH