厨二病だけど小1になるんだぜ
息子がいきなり
「息子くんの左たは鉄鉱石と黒曜石でできてるんだ!」
と言い出した。
皆さん、これは立派な厨二病の症状です。
発症が早すぎて戸惑いすぎている母モフ虫です。
いよいよ季節は冬に向かい始め、いい加減息子の入学に向けた準備をしていかなくてはいけなくなりました。都会とかだと遅すぎるかもしれないですね。田舎町はマイペースです。
まずは、ランドセル!まだ買ってなかったのかと思われるでしょう。
息子、つい最近までランドセル選びを全拒否していました。
「いらない!このリュックがいい!」
愛着あるnorth faceのリュックがいいと言い張る息子。
もう少し様子を見ようと思っていたらすっかり季節は移り変わっていました。
とりあえず、息子の特性上選択肢が沢山だとパニックになるので候補を決めようということになり、夫とランドセルコーナーへ。
様々な色やデザインのランドセル。
私は無難に黒か紺か濃いめの茶色がいいなぁと思っていたのだけど、夫があるランドセルの前で止まりました。
それは正面側に開閉のボタンがついていて、それがちょっとした変身ベルトみたいなデザインのもの。
厨二病心をくすぐる一品です。
忘れていました。
夫は厨二病のまま41歳になっていました。
店員さんからも「よく考えてからにして!」と止められるデザイン。
とりあえずその日は注文せずにきましたが、多分あのランドセルになると思います。
ランドセルだけでなく、就学前検診も先週受けてきました。
緊張したりプレッシャーを感じる場面では、はやり吃音が出て息子自身は「うまくできなかった」と思っている様子。
母としては「今日が初めての学校なんだし、もしこれからどうしても今はできないことがあったら母ちゃんと相談しよう」と声をかけました。
とにかく子供を孤独にしないことが大切だと思っています。
それでも、私自身の気持ちとして
こんなに生きづらくさせてしまったんだよね…と泣きました。
どれだけ寄り添っていても、苦しいのは息子です。私は自分が生んだ子供の苦しみを全て味わうことができないのです。
悔しいし申し訳ない。
それでも、私は息子の可能性を卑下しないで生きていこうと思います。
息子は、母として不出来な私を受け入れて生きてきてくれました。
私も、息子のアンバランスな部分を面白がって
いつか私の手を離れる時まで沢山笑おうと思うのです。
『できないことが』がダメではない。
でもそれが全部OKなわけでもない。
できないことは今息子が生きていく上でどういう意味があるのかを考えて
『やってみようと思うためにはどうするか』を考えています。
結果として100%できなかったとしても、やってみようという気持ちを持ってほしい。
息子の心が壊れないように。
これからも心を守ることが最優先の我が家です。
とりあえず
「息子くん、息子くんの手は骨と皮と脂肪と筋肉でできているの。だからこうして動くんだよ」
と静かに、そっと教えて差し上げました。