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夫と結婚した醍醐味を叫んでいる

ベジータさん(夫)が咳を頻繁にし始めると秋の気配だ。
気管支が弱い喘息オジサンなので、季節の変わり目をいち早く気管が察知して咳を引き起こす。

これが、地味にうるさい。

しかし、ベジータさんはこの咳をする自分が大好きだ。
咳をすると決まってニヤニヤしながら
「俺、もう長くないかも~」
と言う。
安心してくれ、火葬や葬儀のイメトレはバッチリだぜ。

咳をしていない時は、オナラをする。

とにかくブーブーやっている。
これも、腸のちょっとした奇形のようなものらしくガスが溜まりやすい。
ちなみにピヨくん(息子)にもバッチリ遺伝していて、赤ちゃんの時はガスがお腹に溜まって大変苦しそうだった。相当迷惑な遺伝子である。

この、咳とオナラの共演は
私が執筆している最中に頻繁に起こる。

要は、構ってほしいのだ。
自分はにゃんこ大戦争で忙しいくせに、妻にはずっと自分のことだけに集中していてほしい。
甘えんなと背中でアピールしながら黙々と執筆する。

私がnoteを本気で始めた頃、ベジータさんはパチンコだ仕事だと毎日帰りが遅かった。
ただ待っているだけの生活もなんだか虚しいなと思い、チョコちゃん(娘)が生まれた育休中に始めたnoteを改めて書き始めた。
書くことが楽しかったし、自分の気持ちをうまいこと文章にすることができるようになってくることで充実感がある。
今では様々な人とお話しすることができるし、目標も持つことができた。

今、私は最高に輝いている(言い過ぎ)

そこにきて
最近仕事も定時上がりで、パチンコもあまり面白くないベジータさん
昔の自分だけを待っていた頃の妻を忘れられない。
時々怒ったり不機嫌アピールもするけれど
「あなたの不機嫌は受け取りません」
と妻から宣言されたもんだから、咳とオナラしか思いつかないのだ。
思考回路が小学校低学年かと思う。

最近では「コレ、パソコンやりながらでも食べれるかと思って」とお菓子を買ってくる。主に黒豆煎餅。最高かよ。
そして、にゃんこ大戦争をしながら話しかけてくる。
そして、オナラする。
それでも足りないと咳を連発する。
私は時々爆笑したり、会話したりしながら執筆に励む。
今、私の横でニヤニヤしていベジータさんは、まさか自分が”小学生”とか書かれてるなんて微塵も思っていない。ポジティブ子供オジサン。

何か知らんが、いきなりネタを考え始めて
「こんなのいいんじゃない?」
とか言い始めるから「いいね~」と返事はしてみるけれど
採用される確率は、ほぼない。
いいね〜という私はもう大女優である。
『ガラスの仮面』の月影先生に「恐ろしい子!!」って言われそう。

ちなみに、私は悪趣味なので
ベジータさんからアイデアをもらうというよりは
その楽しそうな姿を見ることに意味がある。
全力でつまらない話を全力で面白いだろ!みたいに話すベジータを見てニヤニヤしているだけなのだ。
元カノにゲーム上書きされた話を越えるネタをはよ思い出してくれ。

今朝からピヨくんの朝付き添いを「やる」と言い出したベジータさん。
ヨッ!夫の鏡!!(棒読み)

張り切って早起きして6時50分
雨がザーザー降ってきた。
ピヨくんは父親に聞こえないように
「父ちゃんと一緒だと雨降るんだよね…」
としょんぼりして向かった。心配すんな、父のせいじゃない。台風だと思うよ。

相変わらず下手に困らない私。
ベジータさんと結婚した醍醐味だと思う。




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