某日記録諸々9月16日

世の中には沢山の“沼“がある。

私、ボールペン沼。ちなみに今radikoで星野源のオールナイトニッポンを聴いているのだけど星野源より沼。さっきまで車の中で熱唱していた中田裕二より沼。ボールペンの話をし始めると夫がドン引きするのが分からなくなるくらい好きだ。

20代前半までボールペンが苦手だった。いつも使っていたのは俗にいう“ジェルボールペン“と呼ばれるもの。サラサとかが代表格。

インクが濃くてサラサラ書けるものが好きで、ボールペンのようなある程度自分の力が必要になるものは苦手。自分の字に自信がないだけにボールペンで自分が綺麗に書けるはずがないと思っていたから銀行や市役所とかで差し出されるボールペンが辛くて辛くて…しばらくフリーズした後意を決して書き始めるのだけど結局とんでもなく残念な字になってしまう。そしてまたボールペンが苦手になる。社会人になってからこの辛いループを繰り返してきた。

そして20代も終わりに差し掛かった頃、確か市役所だったと思うけどサインをする場面で職員の方が自分のボールペンを差し出してくれた。

その書き味に驚愕した。初めて手にしたペンなのにサラサラとしかも綺麗に書けたのだ。もうビックリ。驚愕しすぎて呆然とした。早速職員さんにバレないようにそのペンの名前を覚えて文具店へ向かった。それがuniのジェットストリーム。私をボールペン地獄から救い、ボールペン沼に引きずり込んだ1本との出会い。

それからありとあらゆるジェットストリームを買い、新作が出たら気になって仕方なくなる。現在、ジェットストリームの多芯ボールペンはこちら

ちなみに黒いの2つあるじゃんと思うかもしれないけど、これ5色と3色がある。この他に多すぎるからと母に献上したものもある。夫はこの本数を見て「ブランドバッグを買い漁るよりはいいんだけどさ…」と声にならない雰囲気を醸し出している。

同じ物じゃんと思うだろうけど、このボールペンの魅力がジャケット。シックなものからパステル、キャラクターものまで幅広い。そしてどれも超絶書きやすい。だから自分の好みに合ったジャケットを選んで使う。失敗しないのに新しいって石橋を叩きまくりながら生きている私にとって最高の贅沢だ。

uniの他に最近重宝しているのはゼブラから発売されているブレン

3色の多芯と単芯があるのだけど、書き味もジャケットも金額以上。特にペン先付近がシルバーになっているから1000円以上に見えそうなんだけど、実際は500円くらいだった気がする。私は手が小さくて普通の多芯ペンだと太く感じたりするのだけどこれは手にしっくり収まる。

私の机の上にはボールペンがギッシリ入ったペン立てがあって、年に1回くらいそのペン立を整理すべく“ボールペン総選挙“を夫と開催している。2人の意見が一致した最高ペンを選んで同時にちょっとこれは違ったかなというペンについては職場に寄付したり夫が仕事用に使うことにした。ただ、最近はジェットストリームのジャケット違いばかり買ってしまうのでどれも1軍ということになってしまうので今年の総選挙は混戦を極める可能性が高い。

最近めっきり長文が書けなくて悩んでいたのに…ボールペンで1000字を越えて書いている。

書いて書いて、自分の気持ちを外に出していこう。その先に私がなりたい“さらりと生きる自分“があるような気がして、今日も大好きなペンを握っているんだ。