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まちの職員室

まちの職員室を作る

僕は学校教育に対するオルタナティブを語るというよりは
アンチ学校みたいな時期が結構ありました。

学校システムが作り出す
様々なものに対して
とりあえず牙を剥いておこうというそんな感じ。

特に学校の教員っていうのは
その権力の手先として無自覚に子どもたちを強制し
そのくせ自分たちは”教育は素晴らしい”という言説でアイデンティティを保ち
さらに、給与もたくさんもらってのうのうとしてるやつら
と思っていました。

これがそうじゃない。
とまで、断言するつもりはないんだけど
でも、学校現場がそういうシステムの中で
少しでも抵抗しながら、
子どものため、もう少し広い社会のために
仕事をしている人たちもいるってことがわかってきたので、
最近は少し考え方を改めています。

僕のやりたいことは
アンチ学校ではないかということもわかってきました。
今の学校制度をぶち壊してそれに代わる新しいメジャーを作ることではなく
あくまで今の学校に対するオルタナティブを提示することで
今の学校で救えない部分を救う、
そこから今のメジャーに訴えかけて
弁証法的に新しい価値を創出していくということが必要なのかと最近は思います。
だから僕の仕事は、メジャーにぶつかって
響くようなものを発信していくことなのかななんて思ってます。

それ以上に思ったのは
多くの現場の先生は
かなり厳しい状況の中で踏ん張っていると言うことです。
僕もお仕事人間で頑張ってはいましたが

7:00−20:00勤務が当たり前
土日も部活
とか、そんな勤務はあり得ませんね。厳しい。

そんな環境の中でも、頑張っている先生たちいるんですよね。
なんでそんなことになってしまったかと言う問題は
おいてもいても、
そんな人たちを「権力の手先だ」

といって糾弾するのはよろしくなさすぎる
と最近では思うのです。

それに学校の先生って追い詰められていると思うんです。
僕の同世代を見てると初任研とかすごい辛そうですもん。
1年〜数年のうちに体を壊してしまう人も見ているし、
そういう人がもう一回、

そうしているうちに「そういうもんだ」
という空気に飲まれて
学生の頃語っていた教育は息を潜めてしまう。

僕みたいに学校の外の教育に関わっている人間としては
学校の先生のできないこと
僕らのできることを
うまく組み合わせて、より多くの子どもたちにとって
いい教育を作っていくことなのではないかと思います。

だから、偉そうに学校批判していましたが
今では学校の先生たちも一緒に闘う同士だと思っている部分があります。
(向こう側がどう思っているかはおいておいても)

と言うことで、
教育関係者の集まりを定期的に実施したいと思い企画したのが
「まちの職員室」です。

学校の先生
学生
子ども

地域の人
とかみんなで教育について
あーでもない、こーでもないを話し合います。

いい教育ってそもそもなんなんだろうと言う
答えのない問いを問いかけていきましょう。
これって多分、考え続けることが大事で、

特に自分が教育に関わっている人であれば
そうだと思う。

で、こういう場所で考えたことを
1個でもアウトプットできたら
それで十分だし
とっても素敵やん。

話すことは本当はなんでもよくて
全然仕事の愚痴でもいいんですけど

色々話してください。

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