#ハマシーン
2018年3月某日
一昨日は昼間から気温が高く、日暮れからまとまった雨が降り、高温多湿。バンコクにいるのかと勘違いするような天気になった。雨はそのまま夜になっても降り続き、日中もアジアの雨季のように厚い雲に覆われて蒸し暑い。時折ポツポツと傘をさしたいくらいのにわか雨。人々が今日は妙な天気だと、挨拶代わりに口にするくらいだった。
そして夕方、マグレブの祈りと共にやってきた砂嵐(ハマシーン)、力士の大砂嵐は残念ながら引退してしまったが、本家本元が現役バリバリでやってきた。
どういう具合かというと、日暮れどきに仕事に出かけようと外に出たら、霧が出ててなんか街灯がなんかいい雰囲気やん。と思った瞬間、あらら、これ全部砂やん。みたいな感じ。
歩き出すと目も開けられないくらい砂。
こうなると全世界が砂。地下にあるはずのメトロのホームにも細かい霧状の砂。どこの家屋も隙間だらけなので外よりはましではあるが砂。鼻をかむとティッシュが黒い。
おかげでショブラにあるバンドの集合場所のカフェに集まったメンバー全員、頭の先から、青い衣装ジャケット、ズボン靴に至るまで真っ白になってた。
それが3〜4時間続いて寒風とともにクリアな夜がやってくるというほぼ24時間続いた3月末にしては珍しい1日でした。
去年もこの時期カイロに滞在していたが砂嵐はなかった。
桜の便りならぬ、カイロから砂嵐の便りでした。今年は日本の桜を見られんかったけど、まあいい。桜は飽きた。もちろん砂嵐もこりごり。
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