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【緊急】NHKが未契約世帯に割増金を求める民事訴訟を提起したことにより、他の未契約の方にどのような影響が?

NHKが未契約世帯を相手に割増金を求める民事訴訟を提起しました。

NHK、未契約世帯に割増金を求める民事訴訟を提起 初の提訴に踏み切った意図「やむを得ず最後の手段として」参考(オリコン) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/636745d2ed0bdbe1cbd768c04ddc882ae05af9fe

今までは、契約世帯を相手に未払いの受信料の支払いを求める訴訟はありましたが、未契約世帯を相手にしかも割増金を求めるということです。ニュースを見て焦った方も多いと思います。

これはもうNHKと契約しないといけなくなってしまったのか、勤務先の弁護士先生に聞いてみました。

結論から言うと、まだ大丈夫そうですが、もちろん個人の見解なので自己責任でお願いします。

理由は次のとおりです。

NHKは、「今回の3世帯は、契約締結をお願いする文書の送付や電話・訪問などにより誠心誠意説明し、丁寧な対応を重ねてまいりましたが、応じていただけなかったため、やむを得ず最後の手段として、割増金の請求を含む民事訴訟の提起に至りました」と説明しているとのことです。

かなり曖昧で、なぜこの世帯だけなのかわかりません。しかし、弁護士先生によると、これは狙いがあるようです。

詳細な条件を公開してしまうと、それに当てはまらない世帯は、まだ契約はいいかと思ってしまいます。

このため、なぜこの世帯だけなのかを公開しないのではとのことです。多くの方がこのニュースで危機を感じているのだとすれば、NHKとメディアの思い通りなのかもしれません。

とはいえ、NHKの説明でも少しだけ条件が見えます。「契約締結をお願いする文書の送付や電話・訪問などにより誠心誠意説明し、丁寧な対応を重ねてまいりましたが、応じていただけなかった」というところです。

つまり、弁護士先生によると、「文書の送付や電話・訪問などにより誠心誠意説明し、丁寧な対応を重ねてまいりました」場合に当てはまらなければ、この世帯と同じ条件にはならないのではとのことです。

おそらく、文書が数回送付されてきて無視しているとか、電話や訪問があったけど何も話していないとかくらいであれば、この説明には当てはまらないように思われるそうです。

では、「文書の送付や電話・訪問などにより誠心誠意説明し、丁寧な対応を重ねてまいりました」場合とは、どのような場合なのでしょうか。この世帯はなぜ訴訟を提起されてしまったのでしょうか。

一つは、BS画面などのメッセージテロップを消すためにNHKに連絡してしまった人です。ただ、これだけではないように思われるそうです。

なぜなら、テレビを処分されてしまえば、契約を締結しなければならない条件に当てはまらなくなってしまうからだそうです。NHKが絶対に避けたいのはこの訴訟が認められず、請求棄却になってしまうことだと思われるそうです。テレビを訴訟中に処分されてしまうとNHKは訴訟で負けてしまうのではとのことです。

そうすると、この3世帯についての条件が少し見えてくるように思わると言ってました。

つまり、普通の世帯(家庭)では、家の中には入れませんから、テレビがないとか処分されたとかはわかりませんので、おそらくこの3世帯はテレビがあるかどうかが外からわかるのではとのことです。このような世帯とはどのような世帯でしょうか。

例えば、民泊とか食堂をやっているようなところが考えられるそうです。テレビを使っていることが明らかで外に公開されているのに、NHKと契約しない世帯ですね。

そうすると、「文書の送付や電話・訪問などにより誠心誠意説明し、丁寧な対応を重ねてまいりました」というNHKの対応も理解できるような気がします。

以上のことから、普通の家庭が未契約だからといって、急に割増金を請求される訴訟をNHKに起こされるのかどうかが見えてくるのではないでしょうか。

なお、私は、世帯主ではありません。

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