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大量廃棄社会を読んで
仲村和代さん・藤田さつきさん共著の
「大量廃棄社会 アパレルとコンビニの不都合な真実」を読みました。
本書の冒頭に2つのカラー写真掲載がされている。一枚は節分の翌日に集まった廃棄されている恵方巻の写真。
もう一枚はリサイクル会社に持ち込まれた大量の古着。
近年のマスコミの一部を切り取った過剰な報道。
ではないようだ。本書を読み進めると着々と実感していく。
本書の中にも書いてある筆者の言葉。
『業界の落ち度ばかりを掻き立てた私たちメディアの責任もある』
この言葉は半分半分だと思っている。
そんなものに異常に興味を沸きたてる我々受け手側の責任もあると言える。
本当にそう思っている。
さて、話が逸れますねw
日本では4枚に1枚の服が捨てられている。
これ中古や不良品の数ではなく、新品の服の話なのだそうだ。
一回も袖を通さなかった新品の服。
1000枚の服が仕入れられたら250枚は捨てられているということ。
そんなんで服屋さんは儲かるの?
儲かってるんだよね。一部の人や企業だけがね。
その一部ではない人達の犠牲の上で成り立っているビジネスだ。
時給250円ほどで働かざるを得ない人達のお蔭で僕はファストブランドショップで買った1枚1000円のTシャツが着れている。
買う人がいるから生産される。そうなんだろうな。
そう思うならファストブランドで買うのやめれば?
仰る通り!だけどね僕はよっぽど気に入らない限りTシャツに1万円も払いたくない。5000円でも躊躇しますw
そんな余裕が僕の財布にないというのもリアルな意見ではあるのだが。。。
じゃあ、僕には何ができるのだろうか。
みなさんもぜひ、この本を読んであなたなりの答えを見つけてほしい。
誰でも聞いたことがある超有名ファッションブランドや近所にあるコンビニの話なので想像しやすく大変身近に感じられて読みやすい内容だった。
エコ。環境問題。SDGs。
僕たち個人に何ができると言うのだろう。
僕が車をハイブリッドにしなくても、暑い日の冷房の温度を18℃(寒すぎだろw)から27℃に変えなくても、ホテルのバイキングで食いきれない量の料理を取って残しても。10年後の気温が3度上がっても僕にはなんの関係も影響もない。
それが50年後なんて言われても生きてるのかどうかさえわからない。
そんなことの為にストレスをかけるなんて難しい。
それが自分の子供や子孫の世代なら?と言われても。その時はその時で今の科学とテクノロジーを駆使してなんとかすんだろって考えてしまいます。
けど、それは間違っているんだ。僕の知らないところで犠牲になっている人や物が既にあるということを知らなければならない。
それが現代に生きる我々の責務と言えよう。
僕たちは伝えなければいけない。僕たちの愚かな過ちと歴史をね。
この本を読んで昔やったゲームの主人公がこんなことを言っていたなぁなんてのも思い出しました。
僕は行動するよ。行動しなければ生きづらい時代になるんだと思う。
だから、僕は転職先をエコをビジネスにしている会社を選んだのかなw
後つけでもなんでもなくて本当にそう思う。
僕はビジネスに関わらないとエコやSDGsなんて考えなかったもの。
エコやSDGsを取り組もうと考えている企業様。弊社にお任せくださいw
っとその前に個人として何ができるかを本気で考え行動にうつそうかしらね。
そんな行動を起こさせてくれた良書に出会えたことを心から嬉しく思う。