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なくなったり半減したりするもの、それが広告。

「Twitterブルー」が話題だ。スーパー戦隊の一人みたいな名前だが、要はTwitterのサブスクサービス。


別記事より引用するが、ざっくりと以下のような特徴がある。


・月額980円(iPhoneでは1380円)

・既にアメリカやイギリスなど5か国で提供されていた

・優先的にツイートが上位に表示される

・長い動画が投稿できる

・表示される広告数が半分になる

・ツイートの取り消しができる

・新機能がいち早く利用できる

この中で注目したいのが「広告が半分」という部分だ。出現頻度が、であるので例えばズラーーーっと100ツイート位を遡って見てた時に20広告が出てたとしたら、それが10になるということで、「微妙じゃないか?」というのが正直な感想である。これまでYoutubeプレミアムなど「広告なし」になるサービスは見てきたが、半減というのは初めて見た。それよりもツイートの取り消しとかのほうが実効がありそうに思える。

ただ、「長い動画投稿」にしても「優先的なツイート表示」にしても、個人的にはあまりありがたみを感じない。Twitterを広報的なアカウントとして利用している人にはいいのかな?と思うが。

広告半減、というのは「金払った人は多少快適に利用できるようにしたいが、見ない人が増えるなら広告打たないよとなっても困る」という、Twitter側の難しい立ち位置を表しているなあと感じる。以前もこういうことについて書いたが、簡単に言うと「プレミアムなどの月額課金をしてもよいほど余裕ある層=購買力のある層が、購買に繋がる広告を見なくなる」ということになる。これって結構な矛盾では。

それを解決するのが「広告半減」だとは思ってなかったが…。半減といっても広告が多いか少ないか感じるのってけっこう体感的なものだからな。見たくないタイプの広告が多ければ結局多く感じるだろうし、「これで半減か?」と思ったり、逆に「半減でこんなに少ないのなら倍でも大して変わらない気がする」とか思ったりするのではなかろか。

まあいずれにしても最近広告って大枠で見ると不人気よな。「あの話題のCM作った」とか「東京駅のあの仕掛けを考えた」みたいなクリエイター枠に入ってれば別だろうけど、「誤認してタッチさせるエロっぽいバナー広告作ってます!」という人も広告制作者ではあるからなー。


すでにネット広告費の総額はテレビを超えてると言われるが、そのうちどれくらいが話題になったり売れるのに貢献したりといった「好かれる」ものなのか、というのは気にかかる。

Twitterブルーにする予定は今のところないが、知り合いでブルー化する人がいたら感想を聞いてみたいものだ。






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かわさき(土竜)
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