我が家の小咄シリーズ「要求の厳しい女」

先日以下のようなツイートをした。

pillowsの「王様になれ」という曲が結構好きで、映画のタイトルにもなってるからふと検索してみたら…なんかこええ pic.twitter.com/3jClggBXwI

— 土竜（もぐら） (@arkerd) November 24, 2022

まあ誰からも反応されていない無風ツイートなのだが、これについて妻に話をした。

俺「pillowsで『王様になれ』って曲があるじゃん」
妻「うん」
俺「あれ結構好きな曲なんだけど、同じ名前の映画があるんだよね、バンドの30周年記念で作られた作品とかで」
妻「ふうん」
俺「で、ふと思い出したんでネットフリックスで見られないのかと思ったんだけど探したらなくて」
妻「評判いいの？」
俺「点数とかはまあまあ、くらい。ファン向けだろうしね。で、ふとTwitterでこれについて語ってる人いるかな～と思って検索したわけよ。そしたらこれ」
（と冒頭のツイートを見せる。まったく同じ内容の『Youtubeで成功したければあえて裸の王様になれ』というつぶやきを4人がしている画像）
妻「えっ？これどういうこと？」
俺「いわゆるパクツイ、パクリツイートと言われるやつだろうと思うんだけど。おそらくこういう『刺さりそうな主張』をして、それに共感した人を固ツイに誘導してフォローさせるやつじゃないかな」
妻「コツイ？」
俺「固定ツイート、まあプロフィール欄みたいなもんよ」
妻「へ～」
俺「王様になれで検索したらこんなもんが引っかかるとはなぁ。こういうフォロワー集め目的みたいなのが多いよホント。アイコンもなんか似たような感じだし、みんな年収を桁数で言い出す」
妻「その話がしたかったの？」
俺「ん？まあ…したかったというかまあこういうのがたくさんいるよという」
妻「じゃあ、最初のほうの話いらんかったよね？」
俺「なにぃ」
妻「いや最近思ってたんよ、なんか話が長くなってる！前はもっとスパッと切ってた」
俺「そんなこたぁない」
妻「いやいやそうだって！最近話長いな～と思って聞いてるもん」
俺「それを言うならそっちの話だってめちゃめちゃ長いだろうが」
妻「私は素人だから」
俺「俺だって別にプロじゃねえ」
妻「いやいや言葉のプロでしょ、いろいろやっとるじゃん」
俺「書いてるのも趣味だし、何よりしゃべりで金もらってねぇわ」
妻「いやそこはちゃんとしてかないと、Ｇさん病みたいになるよ」
俺「友達の名前を病名みたいにするな」

Ｇとは中学時代の友達であり、エピソードトークでもなんでもない話が死ぬほど長いことで有名である。というか妻に話したことがあってそれを覚えていた模様。
以前、「この前の話なんだけど、△があるじゃん、そこから東方面に向けて歩いてたんだよ。で、その後〇〇に向かおうと思って商店街を抜けて、北方面に歩いてたら、左手に□□があるじゃん？そこを抜けたら交差点があるところを左に曲がって、10分くらい歩いたかな、そこでの話なんだけど」
といったような前段がまるまる要らない話をされて（実際はもっと長かった）、思わず「今の前半部分全部いらんかったわ！」と突っ込んだら「おぉ～、ツッコむねえ」と全く気にされなかったことがある。

それはさておき妻のこの「棚に上げっぷり」といったらないのだが、どうしたものか。ちなみに話はほんとに長い。