見出し画像

しゃべる人は、気を遣っているのか、気を遣っていないのか。

Zoomの飲み会などをやると特によくわかるが、会話には話すターンと聞くターンがある。ただ、人によってそのターンの比率は大きく変わる。Zoomの場合、一度にしゃべると収拾がつかなくなるので誰かが話すターンの時は、残りの全員がほぼ聞くターンになる。

そこに話すターンが多めの人が集まるとどうなるかといえば、そういう人たちで話すターンを回してしまう。

A…話す
B…話す
C…聞く
D…聞く

というタイプ構成だとしよう。Aがしゃべり、Bがツッコみ、CとDが反応し、 Aの話が終わってBがしゃべり…となった後どうなるか。これは「Aが再びしゃべる」という率が高い。CとDの人にはなかなか話すターンが回ってこない。

その場に一緒にいると、ある程度話したそうな空気が見えたり、CとDの間だけで会話したり、ということもあるのだがそこはやはりオンラインの難しさ。

ただ、じゃあ話す人が好き勝手にやってるだけか、というとそうとも限らないのだ。よく知っている仲間内であれば話題にも事欠かないし関係性も出来上がっている。ただ初対面の人がいたり、まだ話した回数が少なかったり、というメンバーだとそうはいかない。しゃべる方もやっぱり気を遣うのだ。その原因の多くは「沈黙を許容できるかどうか」であると思う。

A「●●ってこないだ□□ってニュースがありましたよ~」
B「はははは」
C「へぇ~」
ABC「………」

この。仲間内であれば「誰かしゃべれよ」とか「こないだのアレどうだったんだ?」とかどうとでもなる間が埋まらない。しかも、埋まらないと「謎の罪悪感」が場に生まれるのである。そこで何となく「MC役」が出てきたりする。
例えば自分は、ガンガン話題を振って回せるわけではないが、しゃべらないわけでもない。軽いエピソードトークを挟むくらいであれば問題ない。ただMC役を買って出られるほどでもないので、何となく収まりやすいポジションとしては「たまに話を広げる人」くらいである。MCは周りの参加者のことをある程度知っている、もしくは知らなくても質問できるような資質が必要となる。そう考えるとトーク番組のMCとはなんと大変なのだと思う。

ずっとしゃべり続ける人というのはいかにも「自分がしゃべりたいだけしゃべっているだけで、周りのことを考えていない」という印象を受ける。だが、もし上記のように「場を繋ぐ使命感」でしゃべっている人もいるのかもしれない。まあ大半はしゃべりたいだけの人だろうけども。

そんなことを考えつつZoom飲み会に臨みたい。…とか考えてたら楽しめないので適度に忘れていきたい。

サポートいただけた場合、新しい刺激を得るため、様々なインプットに使用させていただきます。その後アウトプットに活かします、たぶん。