おっさんずジョブ ~新しい職を求めて~ その1
突然だが仕事がヤバい。
会社の傾き具合がどうこうとかたびたびXではネタにしていたが、以前ピサの斜塔くらいだったのが今では厳しい部活のあいさつ角度くらいになってきている。ジェンガでいえば後半だ。もうほとんど抜くブロックがなくグラグラ。
じゃあヒマなのかといえばそうでもなく、特に自分のポジションは社内でもかなり忙しいほうだ。正直手が回ってない。零細企業にありがちな自転車操業である。幸い、夜中まで帰れないとかいうことはなく拘束時間が短めなのでまだ体力的には残っているが。しかし社内には「会社がヤバいぞ!みんなで団結!」というよりは「なるようになれ」「潰れりゃ他社に行こう」くらいのムードが漂っている。さすがに年度末が迫るなかそれなりに忙しくなってきてはいるが、みんな遅くまでがんばってどうにか…という雰囲気ではない。まあ遅くまでやるような仕事がないというのもあるが。
ということで真剣に職を探しておかないと…てな状態ではあるのだが、まあ何といってもこちとらおっさん。しかも、バリバリの専門職でもないので「この技術と資格を活かせばどの会社でもどうにかなるぜ」といったことがない。言うなれば職種も職歴も中途半端なうえに所有資格も経験が伴わない、非常に扱いにくい素材なのである。言ってて悲しい。
とはいえ、エージェントサービスに登録だけでもしておかないとどんな仕事があるやらわからない、と思って昨年一つ登録したのだが、そしたらばっかばっか案内が来た。なんだ、世の中こんなにまだ仕事があるのか、と思って見てみれば、だいたい無理そうな仕事。なんでおっさんになってから資格も経験もないのに急に調理スタッフとか機械設計技師とかが案内されるのだ?。エージェントに伝えると「最初はどうしても幅の広い案内になります」とのこと。このへんは結局システムの問題なのだろう。最近は案内自体が減ってきたので、おそらく「数が多いと宣伝してる関係で最初はとにかくいろんな条件の情報を流す」感じなのだと思う。
ちなみに中途で履歴書が通る確率は10%以下とのことで、今のところ全落ち。こいつぁ新年からワクワクしてきやがったぜ。実際10社も送ってはいないが、「お、この仕事は面白そう」と思っても向こうにしてみれば「なんかよくわからん経歴のおっさんが応募してきやがった」と思われるのだろう。逆の立場からすればそれはそうだなと思うし。エージェントの案内も最初はガンガンきていたが急速に少なくなってきた。これももちろん新規登録者優先だからであろう。ガーっと案内してどれかに決まればエージェントの仕事としては終わりなわけだし。報酬の高くなりそうなほうを優先するのは当然である。ちなみに今の会社は、昔やっていた広告の仕事からすると全く関係ないが、やってたらどうにかなったので、結局社内コミュニケーションさえ取れればどのタイプの仕事でも何とかなるだろうとは思っている。思っているが、それはこちらの妄想みたいなもん。
しかし、常に教訓としてあるのは「もっと早くから動くべき」ということである。正直ヤバそうな空気は2年くらい前からあった。ゆるやかに転職情報などをチラ見するくらいはしていたものの、日々の目の前の仕事に流され、帰れば帰ったで1日に娯楽の時間がほしいよな~とゆるゆるやっているうちにこんなことに。現在はたまにくる求人情報を見て、「うーん」となって終わり、ということが多いので、そもそも転職情報を探す先も1社に限らずいろいろ探してみないといけないんだろうな…となっているところだ。
ということでおっさんが転職に成功するのかしないのか、知らない間に消えるのか消えないのか。どっちなんだい。まあ現在生活できないとかではないのでこんなことを書いてるが、なるべく急ぎたいとは思う。妻は「最悪生活保護いけると思えばいいんじゃない?」とか軽く言っているが、そんな簡単に申請通らないだろう(申請する気か)。
スキルを活かした安定副業でもできればいいのだが、稼げそうなスキルがない。文書作成には多少慣れてるが、てきとうエッセイしか書いてないのでマネタイズの道がわからない。ざっと見る限りやはりnoteでも有料の価値があるのは「情報」である。専門的だったり、非常に面倒なことを代わりに調べてくれていたり、ナンパやギャンブルの必勝情報だったり。文章系の有料noteもあったが、文章添削しますとかメンバーで投稿しあいましょうといった感じで、正直そこまでできそうな気がしない。リーダーシップがあんまりないのだ。手漕ぎボートくらいで手一杯(そのシップじゃない)。
というか何より問題なのは「今現在、基本的には忙しい」ことである。仕事はある。そしてやたらと窓口として駆り出される。よくわかんねぇ問い合わせはこいつに繋いでみよう、というポジションにいるからだ。というか他に人がいない。一つ一つ高いスキルが求められるわけでもなんでもないのだが、とにかく数が多くて疲れるし、毎日「あれ?なんか忘れてないっけ?」という気分になる。
これで広告制作時代のように深夜までやってたら確実に体がやられるのでそこそこに処理してまあまあ早めに帰るが。ただ2時間くらい残業しただけで社内には誰も残ってなかったりするのがある意味すごい。
まあ、「おっさんの転職奮闘記」として記録するのも面白いかなと思ったので書いてみる。ただ、こういうのって転職成功した後に書くパターンが多いと思うのだが、現在進行形なので今後どうなるやら全然わからない。急にいなくなったら「敗れたか…まあヤツは四天王でも最弱…」とかそんな感じだと思ってくだせい。
次回からは転職情報の比較でもしてみたい。
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