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狩猟の進化とマイルド化

Switch初のオリジナルモンハン作品となる、「モンスターハンターライズ」が発売された。
グラフィックも十分高レベルで、和風の世界観と易しめの難易度がうけたのか、発売してすぐに400万本突破のニュースが出ていた。やはり安定のモンハンブランドといえよう。

今作からは「クーラードリンク」「ホットドリンク」が不要になった。その昔、砂漠に出掛けたのにクーラードリンクを忘れ、あれだけ準備したのにクエストを即リタイアするといったトラブルが起こらなくなったわけで、非常にプレイの敷居が下がった。というか、昔の作品から比べればこういったプレイアブル性はどんどん高まっている。親切にしていくのが世の常だが、古参のハンターたちからすれば「あの不親切だった時代が懐かしい」というネタにもなるだろう。

何より、素材集めが格段に楽になった。

(昔)素材をガサガサして一つずつ集める→(今)素材を取るアクションはわずかで、一度に複数個採れる
(昔)鉱石を集めるのにピッケルを持ってないとダメ。ピッケルは壊れる。しかも何回掘れるかランダム→(今)ピッケル不要、1回掘るだけで複数個入手
(昔)虫あみを持ってないと虫採集ができない。虫あみは壊れる。何回捕まえるかはランダム→(今)虫あみ不要、素手でガッといけるし複数匹捕まえられる

といった具合だ。特にピッケルは格段の進歩。鉱石はかなり貴重なため、「鉱石を集めるためだけにマラソンする」といったことが日常茶飯事だったのだがそれもやりやすくなった。まあ今作も鉱石をひたすら集めようと思えばマラソンがいるわけだが。

ちなみにマイルド化といえば、すなわち難易度の低下。昔は初見のモンスターのクエストは1,2回失敗するのが普通だったが、最近は低レベルモンスターであれば初見だろうが死ぬことはない。まあこれはこちらが慣れてしまっているというのもある。しかし子供のプレイを見てても、時間こそかかるものの死ぬことがほとんどなかった。さすがにリオレイアクラスまで行ったらやられるかもしれないが…。

まあ難しければいいものでもないし、今にして思えば「なんで俺は水からなかなか出てこないガノトトスを15分くらい待ってたんだろう」となるので、プレイしやすくなるのは歓迎である。
そういえば今作では「モンスターがどこにいるかわからなくて探す」ということもそもそもなくなった。昔は「どこにいるか探す」→「見失わないようにペイントボールを投げつける」→「逃げられたときにペイントボールの効果が切れている」→「また探しまくる」といったことも普通にあったのでめちゃくちゃ便利になった。

こういった苦労話は、もはや職場のベテランが「昔はパソコンなんてなかった」とか言い出すのと同じで、今作からプレイしている人が聞いても「は?めんどくせ」となるであろう。だがしかしその時代を経てこの便利さがあるのだぞ!とも言っておきたい。まあ今にして思えば素材集めをするためのアイテムを作るための素材を集めるとかクソめんどくさいことよくやってたなという気もするが。

では皆様よきハンターライフを。

(ちなみにまだ里クエスト5の段階)

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かわさき(土竜)
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