コピグラジドラ まとめ編その1 【1~10話】
■背景説明
贈りびとさんがイケボなのでアニメ声のにゃこさんと朗読劇をやったらいいのではないか?という謎の呼びかけを受けて勝手に書き出した内容が単なるムチャクチャを投げ合うリレー小説になったのをまとめました。
奇数→土竜 偶数→makihide00
1話
「俺の名前はOびと、プロリツイーターだ。常にアプリを立ち上げ、ハッシュタグを押さえて確認する。プロである以上、関連ツイートは5分以内に発見しないとな…おや?」
2話
「これは……リツイートすべきか?しかし、常に爆速が俺の信条……かつて書いたコピーで言うなら『迷っているうちに、早期は過ぎる』だ!」
3話
迷いながらもリツイートしたのは、Nこのものだった。「おつりをもらったけどウイルスが気になる」…これはアレが元ネタか?もしくはマジネタか?『ゴールド匂わせ』を怪しみつつOびとの指が素早く動く。
4話
しかし、だ。リツイートをした数分後、Nこにブロックされてしまった。なぜだ?なにか間違ったか?何度も見直したがわからない。いやそもそも『見直すどころか、はじめからちゃんと見てすらいなかった』のか……?思わず協賛企業賞受賞コピーが脳裏に浮かんだ。
5話
その頃Nこは自宅で洗濯物をたたみながらテレビをなんとなく眺めていた。「地上波初!てことはスカパーでもうやったってことよね…」と思いつつTwitterをチェックすると、DMがきていた。D子さんからだ。「Oびとさんブロックした?」??
6話
D子さんからのDMは
「なにがあったの?場合によっては私がホォローしなきゃと思って」
と続いていた。
相変わらずのゴシップ好きと誤字ね、といつものNこなら笑えていたかもしれない。ただ、今は笑えなかった。Oびとさんをブロックした記憶など全くなかったからだ。
7話
私が?Oびとさんをブロック?コピーなんかなくたって心をキャッチされているのにありえない。Nこは混乱した。だがD子さんの情報収集能力は確かだ。ブロックを解除するのは簡単だが、裏に何があるのかを解明しないと…。Nこは熊本へ電話をかけた。
8話
熊本のKジマさんはふたつ返事で調査に乗り出してくれた。さすがフリーランスで鍛えたフットワークの軽さだ。そして、また髪型を変えたという情報もついでに入手した。
さて、Twitterのほうはどうなっている?Nこは驚愕した。TLには投稿した覚えのない自分のツイートがあった。
9話
「ゴールド卒業反対」書いた覚えはないが思っていることが書かれている。再びKジマから連絡。「Nこさん、これ以上の深入りは危険だ。まだコピグラ勢のほとんどが気づいてない今しか撤退のチャンスはないぞ」Nこは深く息をついた。
10話
一方その頃、Oびとは別垢からNこのツイートを注視していた。
しかし、疲れた。自分は出先で何をやっているのか……帰りはタクシーにしよう。頑張った日は、頑張らずに帰りたい。
それにしても、Nこのツイートはさっきから妙だ。まるで誰かに遠隔操作されているような……。
遠隔操作……まさか……?
よりカオスになった11~20話へ続く。