十数年ぶりのスクラッチビルド 改造ポケプラ『秋ダネ』制作過程
当該記事が読めなくなっているので詳細は省きますが、去年読んだポケプラのフシギダネ改造記事が印象に残ってて、同じフシギダネのキットを作ったときに「背中に何か乗せられないかな」って思ったんですよね。
とはいえ特に具体案も無く、とりあえず合せ目消しした後しばらく放置してたんですが、夏にふらっと普段行かない街の模型店へ遠征し、そこで鉄道模型の情景ジオラマ用のミニチュアが充実してるのをみて、「背中にジオラマ作るか! ファンタジーの超巨大な亀の背中に、森や島があるみたいな感じで!」と思い立ちました。
思い立ったが吉日、その店で現地調達して、
・草ポケモンにビルとか人工物は合わないから植物
・人間のミニチュアはスーツとか現代的なので興が削がれる。動物が良い。
という条件で絞ったところ楓と鹿を発見したので、テーマを秋に決定。合わせて初心者用のジオラマ草セットも購入。
アイディアと材料が揃い、フシギダネ改造に着手。
まずフシギダネの背中にジオラマの土台、具体的には『楓を植える大地』を作りたいので、背中の蕾をプラ用ノコギリでぶった切ってだいたい水平にしました。蕾が斜めに乗ってたから一発じゃ決まらず、何回か切り落とし修正。
ぽっかり空いた蕾にプラ材の切れ端を詰めて隙間をパテで埋め、ヤスリでガリガリ削って均す。自然な地面の盛り上がりを出したいので真っ平にせずほどほどに。
背中を作ってる合間に、フシギダネ本体も秋の黄葉・紅葉をイメージして塗り替えました。
ここでパチ組み楽しんでた時に目のシールを貼り、さらに癖で合わせ目消しも済ませてたのが足を引っ張りましたね……合わせ目の削り作業中の保護に貼ってたマステ剥がしたらシール剥がれかかったので、ここから再マスキングしてのスプレー塗装は危険と判断。塗料がシールを塗り潰さぬよう慎重に目の周囲から筆塗りし、安全確保してから全身塗装。
筆ムラや気泡が出来てるし厚塗りで顔の墨入れできないけど、今回注力したいのは背中のジオラマなのでここで足踏みせず次に進みます……筆塗りで綺麗に薄塗りできるようになりたいなぁ。
数日かけて塗装してる間に土台の成形も整ってきたので、ピンバイスで穴を開けて楓を仮挿し。
土台をレッドブラウンで塗って赤土色にして、その上に木工ボンドを塗りたくってジオラマ草を振りかけて草地を作りました。
初心者セットの草は緑一色なので、同じシリーズの褐色を混ぜて枯草風味を足したんですが、もうちょっと色褪せが欲しかったかな……どうしても一発勝負になるのでもっと練習重ねるべきでしたが、草のロス率が高くて大量の塵ごみになるのがね……
本番前に過去作品で練習したので、そっちも参考に写真乗せときます。
それはさておき、これで土台完成。あとは木工ボンドで楓を立てて、同じく木工ボンドで鹿を周りに並べて秋の情景ジオラマ完成、それをフシギダネの背中にオン!
最後に艶消しスプレーかけて、『秋ダネ』完成!
感想。
こういうのはスクラッチビルド……と言っていいんですよね。自分の想像した物を形にする楽しさは何物にも代えがたい。久々に創作活動した気分です。
中学生の頃、BB戦士の武者ターンエーガンダムにHGのターンエックスのパーツを組み込んでオリジナルBB戦士『武者ターンエックス』を作った事があり、あの時のワクワクを思い出しました。昔プラモ趣味を止めた際に廃棄してしまってて、もう一度作ってみたいけど……どっちも今じゃ入手困難だろうなぁ。
一緒に買ったヒトカゲとゼニガメも改造アイディア試したいので、来年はその二つに挑戦したいですね。
本日はここまで。お読みいただきありがとうございました。